潤が…………
学校を辞めるって言った。
デビューするんだって言った。
家を出て事務所の合宿所に入るって言った。
でも、俺とは別れないって……………
運命の人なら、どんな困難があっても大丈夫だって………
智さんと翔兄のように…………
ほんと?
信じていいの?
秘密の恋人って……
ばれちゃいけないって事だよね。
だいたい、男同士だから
もともと………隠さなきゃいけない関係だけど………
俺………耐えれるのかな…………
潤が………
潤の……そばにいれなくて…………
潤に……………
会いたいときに会えなくても…………
芸能界には綺麗な人がいっぱいいて
それでも、俺を好きでいてくれるのかな…………
俺は、潤に抱き締められながら考えてた。
カラオケ屋の個室で
歌も歌わずに抱き合って……
一瞬、
『あっ。防犯カメラ!』
と、潤の体を押し退けた。
秘密の恋人なのにバレたら…………
『どうしたの?…………突然。』
『防犯カメラに潤が写っちゃう。』
キョロキョロと防犯カメラの位置を確認すると
ここにはないみたいでホッとした。
俺の事をもう一度、潤が抱き寄せて
『…………和…………返事は?』
と、囁く。
『…………俺の、
秘密の恋人に………なってくれる?』
潤の優しい声と、優しいキスが降ってくる。
啄むように軽くチュッチュッって
『和…………好きだよ。』
と、何度も何度も……………
今までの寂しさや、不安が嘘のように消えていく
「俺たちは、大丈夫だ」って
思わせてくれるから不思議だ。
『あっ…………じゅ……ん…………
…………じゅん…………
ひ…みつの…………
恋人……になって…あげる。
だからお願い……………』
潤の目をしっかりと見据えて。
『一日の終わりには必ずメール頂戴。
そして、お休みの日は…………
必ず…………会いに来て………』
と、俺も、腕を潤に回して抱き締めた。
『うん。
…………約束する。
約束する。』
そう言って、抱き締めた。
『…………………………』