『あーあ…………
もう………厄介だわ。』
結局、口出しちゃったよ。
俺も甘いよな…………
智にはやっぱり幸せになってほしいんだ。
大好きだからさ
『幸せになってよ。オヤジ………』
プププッ親父って面じゃないけどね。
廊下から智の部屋の方を見る。
櫻井が飛び出して来る気配もない。
俺はそっと二階に上がった。
朝、いつものように起こされた。
でも、今日はいつもと違う
食卓のテーブルに、もうひとつのプレートが置いてある。
「そのまま泊まったんだ。」
『智…………
俺の目玉焼きは半熟なっ』
と、キッチンで朝食の準備をしている智に抱きついて
いつものように智は気にせずに引き摺って動き回る。
いつもと違うのは
『お前………俺の智に触るな。』
と、トイレから出てきた櫻井に首根っこを掴まれて
引き離されたこと。
『…………誰のお陰だと思ってるんだよ。
大体ここは俺たちの家だぞ。
俺がなにしたって良いだろうが!!』
ガルルル~と牙はないけど
牙を剥いた。
『もう………
いい加減にしてよ。
時間ないよ。
どっちも早く食べて』
と智が綺麗な顔で笑ってた。