『どうですか?
季節的に…………
パニック障害出ませんか?』
先生が俺に優しく問い尋ねる。
『そうですね。
でも、少し回数は減りました。』
俺は答える。
『そりゃあよかった。』
『大野さん、サイズの方は?』
『大丈夫ですね。』
『今度のは性能もよくて
なお、本物に近くて動きもスムーズですよ。』
『あーっ。ほんとだ。
いいですね。』
『色も左右見比べてもわからないでしょ。』
『ほんとですね。』
すごいなー
確実に進歩してるんだ。
俺の秘密
今日は半年に一度の検診日。
検診………と言うよりメンテナンスの日
と言った方がいいのかな?
俺はあの事故で大きな怪我をして
長い入院生活をしていた。
何度も手術して
奇跡的に一命をとりとめたが
代償は大きかった。
誰にも気付かれないように
潤にも知られたくなくて
俺は隙を見せないようにしてきた。
後、3年………
潤が高校を卒業したら
もう俺の役目は終わりだ。
潤が一人暮らしを始めてくれたら
俺の緊張もなくなるんだ。
それまで……………
今日の検診も無事終わって家路についた。