人生は其なりにおもしろいだろ。19 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





覚えているのは

俺がまだ幼い頃

お風呂に入れてくれたのは智だった。

その時は変とも思わなかったけど

考えてみたらおかしいよな。

幼い子供を一人で浴槽に入れて

智はいつも服を着ていて、一緒に入ったことがない。

側で見ていて

体を洗ってくれてシャワーを掛けてくれて。

「ちゃんと100、数えてから出るんだぞ」って

言って湯船から掬い上げてくれる。

小学校に入ると側に立って見てるだけ

3年になる頃にはもう一人で入ってた。


未だに、

智が、お風呂に入ったところを見たことがない。

俺が小さいうちは、俺が寝てから入っていたんだろう。

少し大きくなったら

俺がいない昼間に入ってたんだと思う。


それを変だと気付いたときに

智の行動が普通の人とちょっと違うって感じて

俺は注意深く検証するようになった。


そして、智の秘密を知ったんだ。


『お風呂入っちゃいな。』

って言われて

『はーい』

って返事をするたびに

「もう、俺に隠さないでいいから」

って言ってやりたい衝動にかられる。

もし、言ったら…………




やっぱり……………言えないや。








櫻井翔くん。

本当は…………

君にだけは会いたくなかったよ。

卒業アルバムに写る俺と翔君を交互に見た。

懐かしいと思う感情と、

悔しいと思う感情と、

もう1つ…………言い表せない感情………がある。


集合写真を見ただけで、その先にページを捲るこたができなくて閉じた。

封筒も開けることができない。

今さら、何かを知ったところで

何かが変わるわけじゃない。

なら、これは開けない方がいい。

そっとアルバムと封筒をクローゼットの中に隠した。