紅い涙 121 (共に生きる) | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





『……もういい。

それ以上、言わなくていい。

櫻井さんはこれから仕事なんだろ

もう帰りなさい。』

とーちゃんが捲し立てるように

翔さんを追い出した。

ちゃんとバイバイって言えなかった。

『酷いよ。

とーちゃん!』

俺が翔さんの後を追いかけようとすると


かーちゃんが俺を制した。

『なんで?

とーちゃんもかーちゃんも酷いよ。

翔さんは………

俺の……恩人なのに…………』

言っている俺の目から涙が出てきた。

とーちゃんは、俺の顔をちらっと見たのにソッポ向いて

『そんな事はわかってるわ。』

と、怒鳴った。

優しいとーちゃんが俺に向かって怒鳴ったのは

記憶にない事だった。

『お前は何にも分かってない。

お前はとーちゃん達の夢を壊したんだぞっ

わかってんのか?』

『夢?』

『そうだよ。

お前が可愛い嫁さんを貰って

俺達に可愛い孫を見せてくれるのを

楽しみにしてたんだ。』

『そんなの…………とーちゃん達の勝手な夢じゃん。』

『でもな、

男にくれてやるために

お前を育てたんじゃない。』

なんだよ。

その言い方

「男にくれてやる」って…………

まるで……俺が男なら誰でもいいみたいな

翔さんを、どこの馬の骨みたいな言い方して………

悲しくなって

『翔さんだから………

翔さんだから………

……………

俺が死んでたら、

結局………叶わないことじゃん。』


『……百歩譲って家はいいとしよう。

じゃあ…………

あちらさんはどうなんだ?』

え?

あちらさんって、翔さん家………



あっ………………そうか……………



『智を愛してるって…………

櫻井さんの気持ちはよくわかった。

でもな、あーそうですかと

すぐ納得出来る問題じゃない。

世の中、寛容になったとはいえ

物凄いスキャンダルだ。

櫻井さんには風当たりが強くなる

その事をわかって言ってるのか?』

『…………………』

『お前達の事は…………もう少し時間をくれ。』

『…………』

確かにそうだ。

翔さんのお家は跡継ぎが欲しいに決まってる。

翔さん意外いないんだ。

それこそ、息子を一人亡くしてるから

翔さんのご両親からも

翔さんに掛ける期待は大きいはず…………

翔さんのお父さん達の夢を

奪うことになるんだ………