『はあ………っ…………うっ…………』
俺は翔くんの胸に倒れこんだ。
荒い息を整えてゆっくりと翔くんの上から下りた。
『智くん………』
翔くんが左手を俺の頭の下に入れてきて腕枕をしてくれる。
瞼が自然と閉じていく中で
翔くんの体が僅に震えてる?
『なに?』
俺が体を起こして翔くんを見るとクスクス笑ってる。
『どうしたの?』
『いやさっ。
メンバーにいつからばれてたんだろうって思って……』
『そうだよね。
そんな分かりやすいことしてないよね。』
『ばれてたのにばれてないと思って
隠してた俺達って………なんか笑えね?』
『笑える。』
フフフッ
俺は翔くんの胸に頭を乗せて甘えてみた。
翔くんの左手が俺の髪を優しく優しく撫でるから
俺は「幸せだなー」って思いながら瞼を閉じて
そのまま眠りについた。
『俺、結婚するんだ』
『え?…………』
『俺はお前の邪魔したくなかった』
『……………』
『智………好きだよ。
でも、好きだけじゃ
どうしょうもないこともあるんだよ。』
ニノの顔が浮かんでは消え、浮かんでは消えた。
『なんで……そんなこと言うんだよ……
こんなに……ニノが好きなのに………
ニノ………にの………』
悪夢から吐き出されるように目が覚めた。
頬に触れると濡れていて驚いた。
隣にいる翔くんを見ると、まだ気持ち良さそうに眠っていた。
「はあ~あ」
深い息をついて
「なんで今さらあんな夢見てんだよ。」
と膝を抱えて俯いた。