大宮物語 still 13 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。




相葉君の家に向かう足取りが重い。

重い心を引き摺ってやっとたどり着いた。

相葉君のお家は中華料理店を営み

お店に顔を出すと、ご両親が笑顔でむかえて奥に通してくれた。

『あ、おーちゃん来た。』

と真っ先に相葉君が気づき駆け寄ってきて

俺の腕を掴むとブンブンと振った。

『おかえりおーちゃん。』

『うん。ただいま。』

相葉君の屈託のない笑顔に胸がズキッと痛む。

『皆も待ってたんだよ。』

俺の手を引いて奥の部屋に導く。

『おーちゃん来たよ。』

と、扉を開くとクラッカーが鳴り

『『おかえり』』

と口々に声が飛ぶ。

高校の同級生に、ファンクラブを作ってくれた紗英ちゃんと数人の女の子。

と、ニノがいた。








会いたくなかった。

俺、心が狭いからニノと相葉君が一緒にいるのを見るだけでイライラする。

俺の右隣にニノが座り相葉君
左隣に横山と高校の同級生が座り円卓を囲んだ。

俺の右手とニノの左手が何かと触れる。
そのたびにズキンと痛い。
隣にニノがいるのに相葉君の隣にニノがいると思うと
右側をみたくなかった。
意識的に少し背を向けるように座り横山たちと話す。
と言っても俺がしゃべると言うよりも
相手がしゃべってくるのに答えてるだけ。
背中に二人の気配を感じながら

『デビューはいつですか?』

と、突然女の子達が聞いてきて

『いやー………
俺、辞めるから………しないよ。』

と、軽く答えた。

ニノに聞こえたかな?

『えー?
辞めちゃうんですか?』

女の子達の落胆の声

『うん。もう社長には言ってあるんだ。』

ちょっとカッコつけて笑って見せた。

『そうですか。残念です。

私、舞台見に行って感動したんですよ。
これからもファンでいようって思ってたのに……』

中でも一番可愛い女の子に言われて

『じゃー俺と付き合っちゃう?』

と気もないのに言ってしまった。
笑って返してもらえると思ったのに

『私、いいですよ。
大野くん好きだから』

真剣な眼差しに

『ごめん。ほんと冗談だから………ごめん。』

と謝った。

でも、冗談にはならなかったんだよね。