大宮物語 忘れられない 26 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






とうとうこの日が来てしまった。

1月7日…日曜日………

今日の14時の新幹線に智は乗って京都に行く。

朝から智の家に顔を出して一緒に駅まで行くことにした。

『荷物はそれだけ?』

と俺が聞く。

『あっ。あらかた送ってあるんだ』

そう言って小さなリュックを肩に担いだ。

『そっか…………

かーちゃんたちは見送りに来ないの。』

『とーちゃんと買い物してから来るって。
ねーちゃんは俺より彼氏をとった。
「どーせすぐ帰って来るわよ」だって』

『………すぐ帰ってくるの?』

『いや。6月までは無理だと思う。』

『………長いな』

『……………連絡するから。』

『………うん。………
頑張れよな。………………ほんとに負けんなよな。』

『うん。…………ニノも体に気を付けて……頑張れよ…』

かたことの会話をしながら時間だけが過ぎていく。


駅のコーヒーショップで時間を潰していると

智の携帯が鳴った。

『おう。……………今?………駅のスタバ

………うん…………さんきゅう。じゃああとで。』

『誰?』

『相葉君だった。
見送りに来るって』

『あっ!!』

『うん?どうした?』

俺はスッカリ忘れてた。

人懐こい相葉君の事……………

告白されてたんだった。

返事は決まってるのに智とのゴタゴタで、

スッカリまるっとわすれてた………

あれから相葉君からメールも無かったし

あっちも忘れてたりして………




『………にの?どうかした?』

『へっ?………いや。何でもない』

智には言えないでしょ。やっぱり…………

どうせ断るんだし……黙っていてもいいよね。

『ソロソロ行こうか』

と智が時計を見て立ち上がり

新幹線乗り場に向かう。

そこには何人かの人が待っていて
中に相葉君が見えた。

『よーッ! にのちゃんも一緒だったの?』

と声をかけてきた。

「まずいでしょう……」と顔を背けた。

『え?相葉君。ニノのこと知ってるっけ?』

智が不思議そうに俺を見るから

『…………前に………偶然』

と言う俺の言葉を遮って

『偶然会って、お茶したんだよね。』

と俺にキラッキラの笑顔を見せる。

「ヤバイかも………」と本能的に思った。

『ふうん』

と智が口を尖らす。

紗英ちゃんと言う女の子も来ていて

智に「応援してますから頑張ってください」と手を握っていた。

智のかーちゃんととーちゃんも来たけど

人がいっぱいで近づけづ俺のそばに来て。

『智がいなくてもたまに遊びに来てちょうだい。
和君なら大歓迎。』

と言ってくれた。

俺も近づけない状態で発車を知らせるベルが鳴った。

智が俺の方を向いて何かを言っている………

「………?……」

「あ・い・し・て・る」とピースサイン。

俺はうんうんと頭を上下に頷いた。

鼻の奥が痛い………

今にも涙が落ちそうなのをこらえて手を振ると

窓越しに手をヒラヒラと振っている智を乗せて新幹線は走り出した。