ニノの部屋を出て駐車場に向かう俺は
見覚えのある姿を暗闇に見つけて走りよった。
『智くん?』
『….!!……………ビックリした………』
俯いて歩いていたので、突然現れた人に凄く驚いていた智くん。
『ごめん。驚かせて…………』
外で話すのも、いくら真夜中と言えど
誰に見られ、聞かれるかしれないので
俺の車に乗り込んだ。
『………ニノの所に………行くつもり?』
『………うん。
……………………翔ちゃん……ごめんね。』
俯き、さっきからこっちを見ない智くんに不安に
なって
『なんで?
…………まさか……………』
ニノを選ぶとか言い出すのか………とドキドキしてた。
『このままじゃ良くないと思うんだ。』
『…そっ………そうだね。
………ちゃんと話した方がいいよね。』
『……………そう言えば………
翔ちゃん…………………?』
『へ?』
『へ?って…………
ニノの所に行ってたの?』
『………今、会って来た。』
『………………』
また、俯いた。
智くんの真意が分からないよ。
今朝、お互いの心が結ばれたと思ったのは錯覚か?
『智くん。
智くんは……俺のこと好き?』
『………うん。』
俯きながら小さく頷いた。
『俺も好き。
でも、好きっていうよる……………
愛してる………の方かな………』
『…………』
智くんの顔がみるみる紅くなって行くのがわかる。
『俺は、あなたを好き過ぎてその思いを相葉君にぶつけてしまった事を後悔してるんだ。
智くんを傷付けた。
そして、ニノも…………』
『おいら……………ちゃんと翔ちゃんと向き合いたい……
だから…………行ってくる。』
『………うん。
ここで待ってていい………?
一緒に帰ろう』
『うん。』
智くんが綺麗に笑って出ていった。
今のニノがまた、智くんを襲わないか
ちょっと心配だったけど
二人を信じて待つことにした。
そして一時間位経った頃
智くんが現れた。