俺は自分のベットで目が覚めた。
なんで服のまま寝てるんだ?
いつ帰ってきたんだろう?
俺は自分の記憶を遡る。
確か相葉君と飲んでいて
『あっ!!智くん………』
俺が智くんの所に行こうと立ち上がった時……
そうだ、俺……倒れたんだ。
『くそーッ!』
まさかこんな事までするなんて思いもしなかった。
『さとし…………智………
ごめん。…………守ってあげれなかった』
俺は悔しさに自分の足を何度も叩いた。
仕事に穴を開けれない
だからきっちりこなしてやった。
でも思いは智くんの事が心配で
今にも側に行きたかった。
でも、その前にすることがある。
マネージャーに相葉君の仕事上がりを尋ね
戻るのを車の中で待ていた。
暫くして相葉君の車が入ってきた。
俺はエントランスで相葉君が来るのを待つ。
相葉君が鍵を指でクルクルと回しながらの登場
咄嗟に俺は殴りかかった。
『いってえー』
咄嗟の事で相葉君は何が起きたのか理解できなかったようだ。
左頬を押さえて『………翔ちゃん………』と驚いた顔をしている。
『相葉君………俺に薬を盛ったんでしょ………。』
相葉君が焦った顔を見せた。
『翔ちゃん。兎に角、俺の部屋にいこう………
話はそれからだよ……』
エントランスでの揉め事は
誰が見てるかわからない。
この場面をスキャンダラスに報道されても困る。
相葉君の提案により部屋に入る。
『入って』
玄関に立っている俺に相葉君が促すが
『いやっ。いい。
もう相葉君の家には入らない』
『翔ちゃん………』
相葉君が寂しそうな声を上げた。
『その覚悟でやったんだろ』
俺の言葉がきつくなる。
『ニノが………翔ちゃんを止めとけって………
だから………』
『相葉君………
今まで、俺のわがままに付き合わせてすまなかった。
もう、これ以上無理だ。
こんな事までするのは卑怯だと思わない?』
『……………』
『俺に…………
相葉君を嫌いにならせないでくれ…………
お願いだから…………』
『……………………
うん…………ごめん翔ちゃん…………
謝ってすむことじゃないよね…………
本当にごめん。
ごめんなさい。
おーちゃんに…………どうしよう…………』
相葉君がオロオロと自分のしたことを悔いていた。
『………………もう………
……いいよ。
智くんの痛みは俺が癒してあげる………
元を正せば一番、俺が悪いんだから
相葉君……本当にごめん。』
俺は深々頭を下げ、相葉君の家を出て智くんの家に向かった。