酔い潰れた智くんをおぶって部屋まで連れて来て
ゆっくりとベットに寝かせた。
何度呼んでも、叩いても一度寝ると本当に起きない。
「あんた………何されても知らないぞ。」
俺は智くんの頬を優しく撫でながら呟いた。
智くんにこうして触れるのはどんだけぶりなんだろう……
最近、まともに見てなかったから気づかなかったけど
随分痩せたんじゃないだろうか。
確かにおぶった時も成人男性にしては軽いと思った。
もともと食の細い人だけど、近頃食べてる姿を見ていない。
智くんは平気な顔をしながら、
何もなかったかのように振る舞っていたけど
苦しんでいたんじゃなかろうか。
「何に?
………俺のこと?まさか…………」
兎に角、早く部屋を出よう。
俺の理性のあるうちに…………
と気持ちはあるのに
智くんに触れていたい。
その衝動が収まらない。
髪を優しく撫でていたらモニョモニョ言い出した。
『……………わら………ふにゃあ…………しょ………ちゃ……ん
……しょ………うちゃん…………』
「え?!
俺?!……もしかして……呼んでる?」
俺はドキドキしながら次の言葉を待って
智くんの唇を見つめてた。
『……………うっ……うっ…………』
と今度は唇をぎゅうっと結んで、ポロッと泪が一粒落ちた。
「どうした?なんで泣くんだよ?」
唇を噛んで泣いてる智くんがたまらなく愛しい………
気がつけば俺の理性は何処かに飛んで行き
智くんを抱き締めていた。
『…………智くん………智くん…………智くん……
………………
愛…………し…てる』
寝ている智くんに何度も何度も囁いた。
『…………