※BL小説です。ご注意下さい。
『よう!ニノ……おはよう』
『………………』
「爽やかな笑顔で潤君登場てか…
その爽やかさが恨めしいよ……」と思ってしまったら顔に出たらしい。
『なんだよ。
俺、睨まれるようなことしたか?』
『…………………』
部屋を出て、かといって行く宛もなく……
仕方なく朝食を食べに来た。
食べる気にもなれずコーヒーだけを手に
独り外を見ていた時に潤君が来たのだ。
『ニノ、もう食ったの?』
トレイに沢山の料理を盛って現れた彼は俺の前にどかっと座って食べ出した。
『…………朝から………よく食べますね………』
言い換えれば「朝っぱらから、よく食えるな」の意味で俺が言うと
『…………ニノは、……
智くん……食っちゃった?』
『なっ、なん…………何言ってるんですか………』
『…………違うの?
…………なら良かった………』
と平気な顔で料理を口に入れた。
『おっ!これうめー…
ニノこれ食べた?うめーぞっ』
顔を真っ赤にして俯いた
俺の顔が鏡貼りの壁に写った。
『ニノは、ずーとリーダーが好きだったよな………』
『…な……なんですか突然』
『いやさー………お前たち見てると………思うんだよ。』
『何を?』
『………危ういバランス…………』
『…………』
『これは第三者の意見な。
ニノの思いとリーダーの思いは違うと思うんだ………』
『………知ってるよ。
改めて……釘刺さないでくれるかな………』
『………リーダーに……コクったの?』
『………相手にされなかった…………
………俺は…………弟…みたい……なんだって……』
ポロっと涙が落ちた。
潤君は慰める訳もなく
『…………これから撮影だぞ。
目が腫れるから泣くのは止めとけ』
と言いはなった。
『わかってるよ。』
俺は高い空を見上げた。
「すごい。良い天気だ」太陽の光が降り注ぎ
温かく俺を包み込む。
俺の心をまるで浄化していくように……
気持ちがちょっと楽になった。