あなた俺らと距離をとろうとしてるでしょ。
『………なんか孤立した感じ』
俺はボソッと呟いた。
段々腹が立ってきた。
『「忘れろ」とか「関わるな」とか……
「好い人見つけろ」とか
勝手な事ばかり言いやがって……
俺らの気持ちを無視すんな!』
俺は衝動的に今までの思いを込めて叫んでしまった。
もう抑えがきかない。
『……翔くんはずーっと自分を責めてるよ。
自分の無力さと智くんを傷つけたこと悔んでる。
そんな翔くんを支えるどころか
俺らは責めてるんだ。
翔くんを責めることで
危ういバランスが保たれてるように……
ニノはニノで、あんたの事大好きだから苦しんでいるし
相葉くんは……
あのミラクルボーイが沈んで浮上してこないし……
嵐は分裂しそうだよ。』
『…………なあ潤。
俺らの15年て…………そんな脆いか?』
『……あんたが言うな!!
…………あんたの存在は大きいよ。
…………俺じゃ……まとめられない……。』
『潤は真面目だからな』
『そうだよ。
融通が効かないんだよ俺は。
翔くんもあれで不器用だし。』
『……………』
『よく翔くんがリーダーの様に言われるけど、
やっぱ「嵐」のリーダーはあんたしかいないんだよ。俺らをまとめられるのはあんただけなんだよ。』
『…………潤。』
智くんは静かに俺の一言一言をちゃんと受け止めて
真っ直ぐに俺を見つめてる。
『…………』
俺は段々恥ずかしくなってきた。
ボロボロと泪を流していたことを
智くんが差し出したタオルで気付いた。
『……………潤。
ごめんな。
……………俺だって……
こんな事にならなければ………
ずっとお前らと一緒にいたかった』
『……………』
『でもな、………もう、………
………前を見ろ。
いつまでも後ろ見てるな!!』
『………』
智くんが俺の膝に手をおいて
『新しい「嵐」の始まりだろ……
第二章の始まりだ。
おいらは「嵐」のファンとして楽しみにしてる。』
『………』
『潤。
お前らは大丈夫だから』