翔くんに『バイバイ』と告げた。
大好きな翔くん………
もう、
解放しなきゃね。
おいらは泪を拭いウルフに電話をかけた。
おいらはもう充分ってほど愛してもらえたから、
その思いだけで、残りの人生生きていける。
ただ心残りは…………
翔くんのあの満面の笑顔が見れなかったこと。
最近の翔くんは辛そうな顔をして、無理して笑ってた。
スケッチブックを開いてみると
キラッキラの笑顔を見せる翔くんが沢山描いてある。
その中の一枚を取り出して、
麻痺のまだ出ていない右手でメッセージを書いた。
伝えたいことは山ほどある。
感謝しきれない思いと愛してるの一言も……
でも、これでいい。
ウルフがおいらを迎えに来てくれた。
最後に部屋を見渡し合鍵を画用紙の上において
『バイバイ翔くん』
と誰もいない部屋に別れを告げて
翔くんの部屋を後にした。