『はーあア。
食った食った。
ご馳走さまでした。』
翔くんは手を合わせた。
『はい。お粗末でした。』
おいらは食器を合わせてキッチンへ運ぶ。
翔くんは携帯を手にメールを打っている。
多分、ニノに連絡してるんのだろう。
今のうちに洗い物をする。
突然、後ろから抱き締められた。
『もー邪魔でしょ』
おいらは濡れた手で翔くんの腕を解く。
『だって、智くんがいて嬉しいだもん。』
『ばか』
おいらは翔くんの方にからだを向け、翔くんの唇に軽くキスをした。
『もう少ししたら終わるから
お風呂入ろうか』
『わかった。
おれ、お湯ためてくるわ。』
とバスルームに走っていった。
『うふふっ』
可愛い翔くん。
『お湯溜まったよ。
智くん。早く入ろう。』
『はい。はい。入っちゃってくださいな。』
おいらはTVを見ながら、手をあっち行けと言うように
振る。
『えー。一緒に入るんじゃないの?』
『そんなこと一言も言ってないもん。』
『騙されたー。』
『ほら、いっぱい汗かいたんだから
さっぱりしてきてよ。』
『ちぇっ』
と言うとトボトボとバスルームに向かって歩いていく。
その後ろ姿もしっかり覚えておかなきゃね。