うちの靴下猫くんは、ご飯の30分前から騒ぎ出す。
下僕(私)に身体をぴたりと寄せ、
にゃあではなく、ぎゃるるると鳴き出す。
腹式呼吸で。
朝、下僕(私)が洗面台で歯磨きしている間、主人(靴下猫)はドアの前でぎゃるるる、ぎゃるるると鳴いている。
家族はまだ寝ているので、鳴き声で起こさないように、下僕(私)はさっさと己の顔を洗わなきゃいけない。
毎朝、脳内で「ミッションインポッシプル」のテーマ曲が再生される。
そんな下僕(私)は、主人(靴下猫)の食事風景を見学するのが好き。
一心不乱にかりかりご飯を貪る主人(靴下猫)をじっと見つめる。
その姿は粗野で力強く、生命力にあふれている。
ちょっとカッコ良い。
いま気づいたが、下僕(私)にじっと見つめられるご飯は食べにくいのかもしれない。
自分だったら嫌だもの。


