前回記事の「帯広競馬場(1932年設立)内を通る道路」の話の続きです。
私が帯広へ来たのは約30年前の1991年ですが、その頃からこの道路(共栄通り)の伸長は、十勝支庁の将来的な計画に入っていました。 でも、当時は市営競馬が岩見沢・旭川・北見と共に4競馬場で「競馬・ばんえい」の両方が行われていました。 即ち、外周を回る普通の競馬もやっていたのです。
その後いろいろと撤退が続き、最終的には2009年の帯広「ばんえい競馬」だけが残り、市もテコ入れしたうえでの単独開催となりました。 そのうちに共栄通り伸長の実現検討がされ始め、一方厚生病院も狭隘な街中から広大な敷地の競馬場前に移転されることとなり、2018年11月からは新病院で診療が始まるようになりました。
ですから、2年前の夏の話となります。 伸長道路の建設と合わせて競馬場内で何やら工事が進行していましたが、具体的に見えてきたのは「開かずの柵」と思われたその柵内のハリギリの大木1本の切り倒しからです。
突然、あの大木が重機によって切り倒され出しあっという間に終わりました。 そのうち、左横の「ゴルフの打ちっぱなし」の建物も壊されました。
実は、作られていたのは厚生病院職員駐車場で、ハリギリ切りは北側の「柏林台通り」に繋がる通用道路を作るためのものだったのです。
新病院の診療開始は11月5日(月)からで、1日(木)2日(金)はこの2日間を使っての、入院患者を含めて一切の大移動日(地元新聞)だったようなのです。 ですから、上の写真↑は職員が初めて通行・駐車した日で、病院では移動の大作業がなされたその夕方のものです。
(参考までに、同じ日の昼頃に撮った写真↑では車が多数駐車されています。 使うつもりもないので厚生病院が入っていなかった)
なお、職員の方は「とかちむら」の横を通り競馬場前の「白樺通り:競馬場通り」を渡り、病院へ歩いていくことになります。
朝ドラの「まんぷく」が終わった後に、2階からズームで撮ったものです。 最初は一台一台がゲートバーを上下させての通過でしたから、時間が掛かって一般道路の「柏林台通り」にも行列が及びました。 次の週からは、朝のこの時間帯に限り2人の職員が付き、確認して素通りさせるようになりました。
冬場ですが、この年は12月から雪がありました。 雪の日は未明のうちから2台の除雪車で、必ずきれいにされています。(土曜日で、あまり駐車されていません)
なお、2023年までには駐車場手前の空き地に、これも現在街中にある十勝農協連ビルを新築するようです。 空き地には知らない野草もあるのですが、のんびり調べている訳にはいかないようです。




