この記事については昨季に準備してはあったのですが、『今ひとつさえない題材だな』と思って出さず仕舞いにしていたものです。
前回記事で、寒冷地に多い外来種のネグンドカエデの方を題材としましたので、1年遅れになりましたが在来種のカラコギカエデについても、同様に冬の遅くまで多数の果実を付けている樹種ですので紹介します。

カラコギカエデは湿地性ですから、西町公園に多数生えており何回か紹介してきました。 今回の木は遊歩道で撮ったものです。 遊歩道は湿地性の廃止線路跡に造成されたものですから、場所的には適地となります。 (右隅で拡大)

カラコギカエデは雌雄同株ですが、花序の中に雄花と両性花を付けるタイプです。

よく見ると大晦日に撮っていたんですね。
次の写真は、さらに2季前に西町公園でハンノキを取材しているときに撮ったものです。

2月ですが、深雪の上にカラコギカエデの翼果が多数落ちていました。 (右隅で拡大)


ネグンドカエデは黄葉せず黄色味がかって枯れますが、カラコギカエデはきれいに紅葉します。
過去記事からですが、最後に一枚。
