昨年暮れに、古い年賀状束を断捨離しようと思いダンボール箱を開けていると、この本が出て来ました。 本の角が露で濡らされ登別公宅アパート化の時ながらも、幾多の引っ越しに耐えて来た本です。
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発刊日を見て意外に思ったのですが、昭和42年です。 中学2年夏(昭和38年)でハトを飼うのをキッパリやめていますからアレッと思ったのです。
子供の頃は、何らかの冊子等で知識を得ていたものが、大学生(昭和43年入学)になってまとまった単行本になっているので、興味を抱いて購入したのではないかと思います。
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           高松宮様も、まだ若くして写っておられます

今は、鳩の飼い方の本は書店では一度も見かけません。 日本伝書鳩協会、日本鳩レース協会は続いていますが、伝書鳩とは言わず飼い鳩は一般にレース鳩と呼ぶようです。
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  左頁は、読売新聞社本社の鳩舎の様子です。 箱根駅伝の結果通信に使ったのでしょ
   うか(これは冗談です)。 巻末に、前出2協会と共に「読売鳩の会」入会申込書の様式
   が載っています

ちょうど1年前の3月に放送された、NHKテレビ『意外と知らないハトの話』をビデオ収録してあるのですが、動物行動学者の話では帰巣本能の決め手となるのは、未だに正確には判っていないようです。
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  ハトはトウキビが好きでした。 本には蛋白質の必要性から大豆を書いてありますが、
   あまり好みません。 お金が無いので、安い青米ばかりが多く仕方のない事でした



前回記事でタカの話をしていますから、それに関連して思い出されることを述べてみます。

子供ですからタカの種類が分からずに、ハトを襲って来るものを全てハヤブサと言っていました。 ある日友達の家でハトが飛ぶのを見守っていた時、ハヤブサに追われたハトが消えたのでその方向へ行ってみると、家の壁(窓)に激突して脳しんとう(?)を起こしたのか、その家のオジさんが手に抱きかかえてくれていたことがありました。

また、『純白(羽色が真白のハト)が来たぞぉ』と皆で言っていたら、実はシロハヤブサだったことがありました。 道北の旭川ですからシロハヤブサの飛来も考えられるのです。
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   ハトの持ち方ですが、私は右上の持ち方だけでやっていました。 40年ぶりぐらいに
    ハトを持つ機会がありましたが、すんなりと持つことが出来ました

それから、ハトが集団で低空旋回しているときに、1羽、2羽が急にキリモミ状態で落下するような飛び方をすることがありましたが、今考えてみるとハヤブサの急降下攻撃に備えての練習をしていたのではないか、などと考えてしまいます。
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お寺や公園に群がる人馴れし過ぎたハトは好みませんが、時々見かけるハトはたとえドバトであっても、何となく愛着を感じるのを禁じえません。


     
       また、しばらくの間新しい更新の予定がありません。