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Beautiful Days with Juno

大好きなジューくん(享年18歳5か月)との日々

前回の続きです。

 

今すぐにでも心が折れそうな状況の中、病院の駐車場で朝が来るのを待っていた

私たち。朝8時過ぎに眼科医から「今すぐに来れる?」と電話がかかってきたので、私たちは病院の目の前にいることを告げ、中に入りました。

 

受付でチェックインを済ませると、すぐにとても優しい目をした

眼科医が自ら私たちを呼びに来てくださり、私たちは受付からすぐの、

壁に目の解剖図が貼られていて目の模型のあるお部屋に案内されました。

 

そしてまず、病院に到着してすぐに行われた検査では、今のところ血圧は

正常で、心臓にも肺にも異常は見られず、血液検査でも、かかりつけの病院の

数値と比べてみたところ特に目立った変化は見られなかった、という嬉しい

報告を受けました。これは幸い、ジューくんが床に落ちた時に身体が毛布で

包まれていたからなのかもしれません。

 

その後、問題の眼球について、模型と図を使っての詳しい説明がありました。

もしも手術もできない状態だったら。。と、今にも胸が張り裂けそうなくらい

緊張していた私たち。人生であんなに緊張したのは生まれて初めてかも。。。

 

そして優しい目をした眼科医はゆっくりと話し始めました。

 

「詳しく検査をしてみた結果、眼球が潰れているというわけではなく、ぶつかった

衝撃により、角膜潰瘍だった角膜がさらに破けてしまい、通常なら房水が出ている

状態なのだけれど、ラッキーなことにその奥にあるもの(たぶん虹彩?)が歪んで

その一部が前に出てしまったことにより、角膜の破けた部分が塞がれて、房水が溢れ

出るのを防いでくれているよう。手術で治すことが手っ取り早いけれど、この子の

場合は麻酔のリスクが大きすぎるから、薬で治していくほうがいい。100%治ると

は言い切れないけれど、この状態なら時間がかかるかもしれないが薬で治る可能性は

ある。痛みも、奇跡的に穴が塞がれたことにより、そこまで酷くはなく、通常の

鎮痛剤でいけるはずだから、目薬と抗生物質と内臓に負担のない鎮痛剤を出して

おきます。」

 

そのお話を聞いてそれまで張り詰めていた緊張が一気にほぐれた瞬間、ドっと疲れが

襲ってきました。とにかくホッとしていると、内科のドクターが私たちのもとへ

ジューくんを連れてきてくださいました。ドクターのお話では、病院にお泊まり中のジューくんは興奮していたのか息が荒かったそうで、酸素室に入れられていたようです。見るとジューくんの足は、血液検査の針のあとで痛々しく赤くなっていました。


ジューくん。。。会った瞬間涙が溢れた。。。足は赤くなっていたけれど、

ジューくんが生きている、ジューくんが生きている。。そればかりが頭を

駆け巡りました。

 

ジューくんはちゃんと息をしていました。私たちは、

生きているジューくんと対面することができたのです。

 

そのとてつもない喜びを胸いっぱいに感じ、

私は涙を流しながらジューくんに言いました。

 

「ジューくん、一緒に帰ろう!」

病院を出た私たちは、前日から何も食べていない、一睡もしていない状態だった
けれど、とにかく少しでも早くジューくんをおうちに連れて帰ってあげたくて、

すぐに長時間かけて来た道を引き返しました。

 

途中でジューくんにお水や痛み止めを飲ませ、オムツを変えたり寝返りを
うたせたり、抱っこをしたりしながら車で5時間半。パパはエナジードリンクで
眠気を覚ましながら長時間の運転を頑張ってくれました。そして私は、腕の中で
スヤスヤと眠っているジューくんの寝顔を見ながら何度も何度も涙を流しました。

夕方、おうちに着いてからすぐにジューくんをベッドに寝かし、ごはんをあげて
おなかがいっぱいになったジューくんはまたまた夢の中へと戻っていきました。


 

事故から隣の州の病院へ向かい、帰ってくるまでの約1日半。。なんだかとても

長い時間の出来事だったような気がします。そして私たちはやっといつもの平穏な

日常に戻ることができました。そのなんでもない風景がどんなに幸せなことなのか

ということをかみしめながら、パパと一緒にいつまでもいつまでも、スヤスヤと

眠るジューくんの寝顔を眺めていました。

 

そして、「どうしようもないママで本当に本当にごめんなさい。。」

と何度も何度も謝りました。

 

結果的にジューくんは無事でしたが、私は本当にバカ親です。。

今回のことで、私は犬を飼う資格などないのだとハッキリわかりました。
なのでジューくんを見送った後はもう次の子を迎えるつもりはありません。

ジューくんの状態はとても安定していて、今も私の横で以前のような
健やかな寝顔で眠っています。そして私はというと、あの日以来ほとんど

何も食べられなかったけれど、ようやく昨日からお茶漬けくらいなら食べ

られるようになってきました。事故が起こった時、私は冷静だったと思って

いたけれど、実はパパ以上に心に受けたダメージが大きかったのかもしれません。。

 

ほんの一瞬の気の緩みが招いた今回の出来事。特に高齢犬の場合は
一瞬たりとも目を離してはいけないのだと思い知らされました。
パパは、「やっぱりパーフェクトじゃなきゃいけないんだ。。」と
何度も繰り返していました。

そして、「ジューくんのことが大好きなんだね?号泣してたもんね?」
と言うと、「うん、ジューくんから"愛"とは何かってことを学んでいるから。」
と言っていました。

 

今あらためて考えてみると、こうしてまたジューくんと一緒にいられる
ことができているのは、いくつかの偶然が重なったおかげでもありました。

まず、椅子から落ちた時に身体が毛布にくるまれていたこと、椅子の高さが
そこまで高くはなかったこと、落ちた床がコンクリートではなくフローリング

だったこと、そして、角膜の破れた部分が奇跡的に塞がれたこと。

落ちてから数時間の間は涙が出ていたから、もしかするとその時はまだ

破れた角膜は塞がれていなくて、お隣の州に向かっている間に少しずつ

塞がれていったのかもしれません。。

それが、病院へ向かう前に、これまでジューくんに数々の奇跡をもたらした

あの湖へ行ったからなのかはわかりませんが、ジューくんを含め、またもや

私たちに奇跡が起きたのは確かです。

最後に、長い長いお話を最後まで読んでくださった多くの皆様、そして、
ジューくんのことを心配してあたたかいコメントやメッセージをくださった
方々に、心から御礼申し上げます!

今、ジューくんは生きています!ジューくんは生きて戻ってきました!

本当に、本当に、ありがとうございました!!

これからもジューくんとの残された時間を大切に、
一日一日を過ごしていきたいと思います!

ここ最近、ずっと穏やかな日々が続いていたジューくん。

 

 

土曜日はジューくんのトリミングの日でした。

 

いつもジューくんを担当してくださっていて老犬のトリミング経験も豊富な

デイビッドは、今のジューくんの状態や私たちがホスピスを選んだこと、

ドクター達がそれをサポートしてくださっていることなどジューくんの全てを

知った上で、トリミング部門でのサポートをしてくださることになっていました。

 

そして一応車椅子も持って、いつものようにデイビッドのところにジューくんを

連れて行き、いつものようにほんの1時間ほどで私たちが介護をしやすいように

キレイにカットしてくださり、何気なく椅子の上に置いていたいつもの持ち運び用に

使っている小さなベッドに丁寧にジューくんを置いてくださり、私たちはジューくん

が寒くないようにと温かい毛布でくるみました。

 

その後、私は支払いをしに、パパはジューくんにオムツをつけようと

準備をしかけたその時、悲劇が起こりました。ジューくんから目を外した

ほんの3秒くらいの間に起こってしまった出来事です。

 

デイビッドが「Be careful!!」と言うので、ジューくんのほうを見たと

同時に、ジューくんがベッドごと椅子から床へと滑り落ちたのです。。

ベッドを置いていたレザー製の椅子の真ん中が少し盛り上がっていて。。

 

私は叫びながらジューくんに駆け寄り、見てみると、それまではお目目パッチリ

だった左目が開かなくなっていました。。パパは「左目が開かない。。左目が

開かない。。ごめんね。。ごめんね。。」と泣きそうになりながら何度も何度も

ジューくんに謝っていて、激しく動揺していました。私はなぜか冷静に、とにかく

病院へ、と思い、そこから一番近い「救急病院へ急ごう!」と言ったような気が

しますが、正直その時の感情はよく覚えていません。ただ手だけは震えていました。

 

救急病院に到着し、問診票を書いた後2時間も待たされ、やっと現れたのは大学を

卒業したばかりとも見受けられる女性ドクターでした。私たちはそのドクターに、

ジューくんが椅子から落ちて左側を打ち付けたようだから診て欲しい、特に左目が

開かなくなっていて。。と説明をしたのですが、ドクターは問診票に書いていた

腎不全の説明や角膜潰瘍とはどういうものかなど、今の事態とは関係なく、私たちが

既に知っているような基本的なことについてペラペラと説明し続けるので、これでは

時間の無駄だと思い、話を切り上げて無駄なお金を払い、すぐにいつもの大学病院

へと車を走らせました。夜間や週末などの救急部門には学生や研修医しかいないと

わかっていましたが、とにかく、行ってみることに。

 

そこですぐに診察をしていただき、ジューくんの眼球が潰れていることを

知らされました。お話を聞いているうちに途中から手で顔を覆い始めるパパ。

 

ドクターのお話では、状態からして今物凄い痛みを感じているハズだと。。

眼球全摘出か眼球を残したままの手術、もしくは安楽死しかない。。。と。。

 

眼球摘出は30分〜1時間程度の手術で麻酔時間が短いけれど、眼球を残したままに

する手術は3時間くらいかかり、麻酔時間も3時間になってしまうから、持たない

のはほぼ確実だろう。。かと言って手術をしないでお薬で治すにもこの痛みでは相当強いお薬になるから内臓に凄く負担がかかるし、この感じではお薬など効かないかもしれないからもう手術か安楽死の二択しかない、という説明でした。

 

「手術なら眼球摘出のほうが$3000くらいで眼球を残すよりも費用が安いし、

麻酔時間も短いと思うけれど、それでもこの年齢では麻酔から覚めるかどうか。。

私は眼科医ではないので詳しいことはわからないから眼科の専門医と話し合うほうが

いい。でもここは週末は眼科医がいないし手術もできない。月曜まで待っていては

目が感染症になるから、手術をするのであれば隣の州の大学病院を紹介するから

今すぐに病院へ向かったほうがいい。もしくは安楽死。。」と、私たちは手術か

安楽死の二択しかない状況に迫られました。。

 

生きられる見込みのない手術か安楽死。。

 

安楽死だとジューくんがいなくなってしまうのは確実。。手術であっても

ジューくんが麻酔から覚める確率は極めて低い。。。でも早くどちらかを選ば

なければ激しい痛みが続いてしまう。。。まさに究極の選択でした。

 

パパも私もその場で泣き崩れました。

 

私は、泣いている、しかも声をあげて号泣しているパパを初めて見ました。。

ドクターは席を外してくれ、私たちに考える時間を与えてくださいました。

そしてまたドクターが入ってきたけれど、まだどうしても決めることが

できないでいる私たち。。いったいそれを何度繰り返したことだろう。。

 

最後にドクターが入ってきた時にパパが私に「どうしたい?」と聞きました。

私は涙を流しながら「決められない。。」とつぶやいたその時でした。

突然、車椅子に乗ったままじっとしていたジューくんがスイスイと歩き始め、

私たちを驚かせました!本当にスイスイと普通に診察室内を歩きまわっていた。。

 

まるで「ぼく歩けるから安楽死させないで。」と言っているかのように。。

もしくは力を振り絞って、最後にもう一度歩く姿を私たちに見せたかったの

だろうか。。

 

それをポカンとあっけにとられながら見ていた私たちでしたが、そのうち

スイスイと進んでいたジューくんが壁にぶつかりそうになったからパパが

途中でそれを手で止めました。

 

そしてパパがドクターに、「安楽死も手術も同じ麻酔なのですよね?もしもこの子が

それで亡くなるとしたら、手術にしろ安楽死にしろ、どちらも同じように全く痛みを感じずに、眠っている間に死ねるのですよね?」と尋ねました。

 

ドクターは「そのとおりです。」と答えました。

 

するとパパは、「それならば、たとえ1%でも生きられる可能性のある

手術を選びます。」とドクターに言いました。

 

休日に手術ができる大学病院は車で東京〜名古屋を過ぎたあたりくらいの距離の

ここから東へ行ったところか、東京〜大阪くらいの距離の南へ行ったところの

二箇所だったので、私たちはできるだけ早く到着できる、東の大学病院へ向かう

ことに決めました。

 

ドクターに東の大学病院に電話をしていただいた後、腎臓に負担がかかることを

承知で到着するまでの間効く痛み止めをお注射してもらい、すぐにおうちへ戻り、

翌日の予定を全てキャンセルして準備をした後、ジューくんと「必ずまた一緒に

ここに戻って来よう!」とお約束をして家を出ました。

 

そしてパパが向かった先は、隣の州の病院とは逆方向でした。病院へ向かう前に

行っておこう!と、ジューくんが大好きな湖へ車を飛ばしていたのです。

 

 

湖は既に凍り始めているくらい寒かったけれど、厚い毛布でジューくんをくるみ、

ジューくんと一緒によく来た場所をまわりました。そして、湖の神様に祈りました。

 

その後、午後11時頃、私たちは東へと向かいました。

 

お目目が感染症にならないよう、30分に一度の点眼をしながら車で5時間。

パパが運転し、ジューくんは私のお膝の上のベッドで眠っていました。

私は心の中で、ずっと「絶対に生きて一緒に帰ってこよう!」とジューくんに

何度も何度も語りかけました。

 

でもジューくんが突然いなくなったらどうしよう。。。

そう思っているとだんだん吐きそうになってきました。。

っていうか、途中で止まってもらって本当に吐いた。。

 

そうこうしているうちにジューくんが目を覚まし、なんと、開かなかった

左目をパッチリと開けていました!痛み止めが効いているのか、痛そうな

感じは全くなく、いつものようにキョトンとしていて。。

 

しばらくするとまた眠り始め、私はずっとジューくんのお手手を握っていました。

 

午前3時、夜中だったからか予定よりも早く病院に到着すると、インターンの

女性ドクターが出迎えてくれ、朝の8時半に眼科医がくるということで、

ジューくんはそれまでの間、検査と点滴の為、病院にとどまることになりました。

 

その後、私たちは少し眠れるようホテルを探してまわりましたが、

あいにくその日はフットボールの試合があったようで、どこも満室。。

結局病院の駐車場に車を止めて、朝がくるのを待ちました。

 

朝8時過ぎ、眼科医から「今すぐに来れる?」と電話がかかってきました。

そして私たちは病院の目の前にいることを告げ、中に入りました。

 

(続く。。)

この秋から完全に寝たきりになってしまったジューくんの介護をしている

わけですが、アイデアマン、パパのおかげで、とっても楽に介護ができ、

いまのところ、大変なことや苦に感じるようなことなどは特になく、結構

楽しんで快適な介護生活を送ることができていますすまいる

 

 

でも、一つだけどうしてもヘコむことがあります。。

それは、缶フードをお水で解いたものをシリンジで食べさせている時に、
マトを外してジューくんのお首がフードでべッチョべチョになることsweat*

こうなった時は本気でヘコむショック

時々シリンジが詰まり、思いっきり押した時に予測不可能なところに飛んでいく
時があるのです。。今はシリンジで食べさせることにも慣れてきて、お皿の上で
詰まりを取り除いてシリンジがスムーズになったことを確認してからあげるように
しているので随分マシにはなってきていますが。。

今のところ、私が介護をしている上でヘコむことといえばそれくらいですハート

そしてパパびっくりマークアイデア豊富なパパでもジューくん介護でヘコむことが。。

我が家ではジューくんの点滴(約2分間)をする時、パパがジューくんの

背中に針を刺し込み、私がスイッチオンして点滴の袋をぎゅぅ〜っと絞り、

終わったらスイッチオフする、という役割分担です点滴

(パパは絶対私に針係をさせてはくれないww)

 

パパはいつも一発で的確な場所に針を刺し、今まで一度たりとも失敗を

したことがないのですが、点滴中にジューくんが動いたりしてたまに

終わってから背中を見ると少し血が出ている時があるのです。そんな時

パパは、これでもか!!ってくらい、めーーーーっちゃくちゃヘコんでますがーん 

ウケるうれしい!! でもそれだけジューくんのことを愛してるってことなのでしょうね〜おやすみ


以上、私たちがジューくん介護で "ヘコむこと" でしたスマイル

ジューくんは今日も健やかですはぁとv


 

点滴、明日も頑張ろう、パパっニコニコ