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Beautiful Days with Juno

大好きなジューくん(享年18歳5か月)との日々

ジューくんが旅立ってから二日後の2月14日、

その日はバレンタインデーでした。

 

ジューくんが火葬されるその日の早朝、この時期にしては珍しい

くらい暖かく、お空を見上げると、雲ひとつない快晴でした。

 

日本では同じ頃、たくさんの方がこちらのお空と繫がっている

同じお空を見上げてくださり、ジューくんはみなさまに温かく

見守られながら、とてもとてもぽかぽかした気持ちでお空へ

のぼって行くことができましたすまいる

 

本当に本当にありがとうございました!!

ってジューくんが言ってますdog*

 

 

パパに、「あの時病院に連れて行ったから死期を早めてしまったのかなぁ?」

と言うと、「関係ないよ。。それが引き金になったのかもしれないけれど、

あの状態だと変わっても1、2時間だよ。。病院へ着くまで持ったこと自体

奇跡なことだったけれど、きっとジューくんは病院に到着するまで待っていて

くれたんだよ。。」と言ってました。

 

パパの私に対する優しさだね。。うるうる

 

そして、「病院でよかったんだよ。ジューくんの心臓が完全に止まったことを

目の前でDr.カーモディーの口から聞けたから受け入れられたってのもある。」と。。

 

これがもしおうちだったら、みけるの時みたいに、もう心臓が止まっているのに

「今から病院へ行こう!」だの、亡くなってから一日経っているのに火葬業者の

人に「本当に亡くなっているか確認して!」とか私がわけのわからないことを

言っていただろう。。って。。

 

確かに、あの時病院へ行ったことで、ジューくんの鼓動の状態をリアルタイムで

知ることができ、Dr.カーモディーが最後の言葉を言うタイミングを伝えて

くださったから、ちゃんとジューくんに伝えたいことを全部言うことができた。

 

あれがもしもおうちだったら、私の場合、ただただパニくって、

ジューくんをも不安にさせたまま、お互いわけのわからないうちに

お別れすることになっていたのかもしれません。。


Dr.カーモディーには本当に感謝です!ジューくんが寝たきりになって以来、

穏やかな形でジューくんの命が終わりに近づいていくように導いてくださり、

どれかひとつでも急激に悪化するとジューくんが苦しい思いをするハメに

なるからと、全ての臓器が同時にゆっくりと機能を終えていくように良い

方法を考えてくださいました。なるべく臓器に負担をかけないように、と、

お薬の種類も量も最小限のものでした。

 

おかげでジューくんはどこかの臓器が急激に悪くなるということなく、
唯一抱えていた慢性腎不全もそこまで悪化するに至らず、末期になる前に

寿命がやってきた形となり、これが "ホスピス" ってやつなんだなぁ〜。。

と実感させられました。

 

そして最期の日も、もう何もできなくてもジューくんを連れてきた私たちを

決して追い返すことなく最後の最後まで一緒にいてくださり、ジューくんの

状況を伝え続け、ジューくんが旅立った後もハグやメールやお手紙で私たちの

心のサポートまでしてくださった。

 

Dr.カラ•カーモディー、私たちはあなたのことを一生忘れない!!

 

このDr.カーモディーのおかげで、本当にうらやましいくらい理想的な

形で旅立っていったジューくん。ママはまだまだ涙が出るけれど、

ホッとした気分でもありますほ

ただ不思議なことに、あれ以来あまりおなかがすかないのです。。
これは痩せられるいい機会なのかもすまいる

今、Dr.カーモディーだけでなく、最後までジューくんを応援してくださり、

お顔も見たことがない上、遥か遠いところに住んでいる私たち家族を

いつも支えてくださったみなさまにも、本当に涙が出るくらいの感謝の

気持ちでいっぱいです涙ながれ目

 

悲しさ、寂しさ、懐かしさ、感謝、と、いろんな気持ちが重なり合い、

まだまだ涙を流す日々が続いておりますが、以前と比べると比較的

心が落ち着いてきています。

 

実は、あの日から何も食べずに泣いてばかりいる私を見かねて、

「早くブログに全部書けば?書けば少しは楽になるんじゃない?」

と言ってくれたのはパパでした。

 

結果、思いっきり泣きながらこうして全てを書き終えることにより、

随分と心が落ち着いたのは確かです。パパにも感謝の気持ちでいっぱいです!

 

長に長い長文にもかかわらず、最後までお読みいただき、

本当にありがとうございました!こうしてブログを通じて

お知り合いになれたみなさまのおかげで、今とても温かい

気持ちでいられています。

 

ジューくん共々、心から感謝しています!

本当に本当にありがとうございました!!

 

これで、2016年から書き続けてきたジューくんの介護録はおしまいです。

これまで、いっぱいいっぱい頑張ってきたジューくんを本当に誇りに思います。

 

そんなジューくんの姿を、毎日毎日、日課のようにお写真に撮り続けて

きたけれど、もうそうすることもなくなってしまったことがとても悲しく、

みなさまにもこれからのジューくんの姿をもうお見せすることができませんが、

今までずっとジューくんを見守ってくださったこと、本当に感謝しています!

 

最後に、私からひとつだけお願いがあります。

 

どうか、ジューくんのことを忘れないでいてあげてください!
ジューくんという子がこの世に存在したということを、心の
どこか片隅にだけでもいいので置いてくだされば幸いです。。

 

ジューくん、ママはあなたのこと、これからもずっと愛してる!

 

ずっとずっと。。。おやすみ

おうちに到着し、いつものようにジューくんをベッドに寝かせました。

 

そして、診察室で助手の方がジューくんの最期のうんちをキレイに

拭いてくださったけれど、まだ完全にはキレイになっていなかったから、

ジューくんをお風呂に入れて、全身をキレイにしてあげることに。

 

いつもグルーミングワイプでマメに拭いてあげていたからか、身体はほとんど

汚れていなかったけれど、久しぶりに香るジューくんのシャンプーの香り。。

そして、ジューくん、こうやって私のお膝で乾かされるの、好きだったなぁ〜。。

と思いながらジューくんが好きだったドライヤーで乾かしました。

 

小さな時からドライヤーで乾かすとポカポカして気持ちがいいのか

寝ちゃってたジューくん。昔と何も変わらぬ風景。。でもこの時

ジューくんが前のように眠りから覚めることはもうありませんでした。

 

その後、Dr.カーモディーに言われたとおり、

お口とお鼻とおしりの穴にコットンを詰めました。

そしてジューくんをベッドに寝かし、抱っこしたり

撫で続けたり、添い寝したり。。

 

何時間くらいそうしていたのか。。

 

しばらくすると、お風呂に入れたのに硫黄のような、鉄のような香りが。。

どこかで、死ぬ直前の前兆の匂いがそうだと読んだことがあったけれど、

ジューくんは最期までその匂いはしなかった。でも死後しばらくしてから

そんな匂いがしてきました。

 

時々、目が乾かないように潤い用目薬を入れたり、お鼻にワセリンを

塗ったりして、どう見てもまだ生きているように見えていたジューくん。

夜は私のベッドで一緒に寝て、ずっとジューくんのお手手を握りしめ

ながら朝を迎えました。

 

朝起きると、横にはいつものように健やかに眠っているジューくんがいた。

一瞬考えたあと、あぁ。。もう起きることはないんだ。。

急にそんな現実に引き戻されて涙が出てきた。。。

 

心にぽっかり穴が開いたような。。というか、

まるでお口から魂が抜けていったような。。

 

そんな感じがした。


パパが火葬業者に連絡すると、その日の夕方5時半頃に
お迎えに来てくださることになりました。そして火葬は
翌日ということでした。

 

みけるの時と同じく、なぜかお風呂に入って全身をキレイにした。

そしてシャワーを浴びながら、子どものように声をあげ、泣き崩れた。。

 

それからジューくんと添い寝し、いっぱい話しかけました。

「ジューくん。。寝てるの?」「もう起きないの?」

「死んじゃったの?」そんなわけのわからないことを
延々と話していたような気がします。

 

お迎えが来るまで、ちょこちょこジューくんの

お目目に目薬を入れてあげました。

そして、たびたび立ち上がっては何度も何度も手を洗い、
ジューくんを撫でたり抱っこしたりした。いつもお外から
帰ってきたら、必ず手をよく洗ってからジューくんを
触るようにしていたけれど、この日は異常なほどに手を
洗いまくっていた私でした。。

お迎えの時間が近づくと、ソワソワして泣きながらお部屋中を
歩き回り、そうかと思えばまた手を洗いに行き、ジューくんを
撫でながら添い寝し、また立ち上がって泣きながらウロウロ。。

 

そしてまた何度も何度も手を洗って。。。
どうしたらいいのかわからなかった。。。。。

もうすぐジューくんが連れて行かれる。。。イヤだ。。。
まるでもうすぐ我が子を誘拐される気分だった。。
そう思うと落ち着いていられなかった。。
パパは「ジューくんを腐敗させてしまってもいいの?」
と言った。。それもイヤだ。。。

どうすることもできないもどかしさに、年甲斐もなく

泣きわめきながらお部屋を行ったりきたりしていた私。。。

そして、あと1時間という時に、時間がない!
と、またまたしつこいくらいに手を洗い、

ジューくんのお目目に目薬を入れた後、添い寝し、

語りかけ、頭を撫で続けた。

いつものように眠っているジューくんのおでこと

ほっぺにチュウをした。何度も何度も。。

しばらくすると、みけるの時と同じ、とても優しい目を

された火葬業者の女性、アシュリーがお迎えに来られました。

お部屋で手続きを済ませ、私がジューくんを抱っこして、上から

温かい毛布をかけ、ジューくんが乗るお車まで一緒に行きました。

そして後部座席へ乗せ、毛布をかけ、お花を置いた。

とうとう本当のお別れの時がやってきた。。

ジューくんを抱きしめた。ジューくんに覆いかぶさりながら
いっぱいいっぱい頭を撫でた。そして、「絶対にまた家族になろう!」
って、ジューくんと約束しました。



 

ずっとずっと大好きだよ!ありがとう、ジューくん。。。

 

18年前、私たちに幸せをもたらす為に、どこか遠い世界から

やってきたジューくんは、とうとう行ってしまいました。。

静まり返る診察室。。緊張に押しつぶされそうになる私たち。

 

ずっと深刻なお顔をしたまま聴診器でジューくんの心臓の鼓動を

聞いていらしたDr.カーモディーが、私たちにこうおっしゃいました。

 

「心拍数がかなり低く、とても弱々しい。。心臓の

動きがだんだん遅くなってきている。。」と。。

 

「ジューくん、今苦しいの?どこか痛いの?」と私が聞くと、

「痛くはないでしょう。肺に水分が溜まっている音はしないし、

苦しくもないはず。ただ、今彼の心臓はゆっくりとゆっくりと

止まろうとしています。」

 

。。。。。。。

 

言葉が出なかった。。。。。

私は、とりあえず目を閉じ、深呼吸をした。

 

そして診察台の上の白いふわふわ毛布の上で穏やかなお顔で眠っている

ジューくんを見つめ、左手をお首の下に入れてジューくんを抱え、お顔を

近づけ、右手でジューくんの頭を撫でました。Dr.カーモディーはその間も

ずっとジューくんの鼓動を聞き続けておられました。

 

今まさに永遠の眠りにつこうとしているジューくんのその安らかな

お顔を見ていると、18年前に出会った時から今の今までのことが、

静かに蘇ってきました。

 

同時にジューくんも同じことを

想い出していたのかなぁ〜。。?

 

その時ハッキリ思ったんです。。

ジューくんは間違いなく幸せな子だった、と。。

 

パパも私も、みけるだって、ジューくんと

家族になれて、一緒に楽しい日々を過ごせて

本当に本当に幸せだった。。本当に。。。。

 

そんなふうに思いながらジューくんを眺めていると、

ジューくんの目頭の下あたりがヒクヒクし始めました。。

 

「あ。。」っと思った。。。ジューくんが行ってしまう。。と。。

一瞬そう感じたけれど、その時はまだ半信半疑だった私。。

 

「ここ、ヒクヒクしてる!」と言うと、引き続き黙ったまま鼓動を

聴き続けながら、「そろそろかもしれない。。」と呟くDr.カーモディー。。

 

そしてその直後くらいにジューくんが下痢を。。。

それを見て。。。。パパは泣いていた。。

 

まさにそれが、死の直前の症状のひとつである下痢でした。。

 

助手の方がジューくんのおしりをキレイにしてくださっている間も

私はジューくんを撫で続け、Dr.カーモディーは、

「心臓はさらにゆっくりになっている。。あと少しで止まるだろう。。

まだ鼓動が聞こえる。。今まだかすかに動いている。。」

と、その都度ジューくんの状況を細かく伝えてくださいました。

 

そして、「今、ゆっくりとゆっくりと、鼓動を打つ音が消えかけている。。」と。。

 

痙攣もなく、痛みや苦しみを感じている様子もなく、嘔吐している

わけでもなく、ただただいつものように穏やかなジューくんなのに?

ドクターの言っていることをわかっていながらも、目の前で起きている

とても信じがたいその光景に、まるで夢でも見ているかのような気分でした。。。

 

ただ、昨日から何も食べていないからとりあえず栄養点滴を

してもらおうと思って来ただけなのに。。って。。

 

「ジューくん?」と呼びかけると、前日からお口も動かせなくなっていた

ジューくんが、突然ハフハフと、2回お口を動かした。。

 

ジューくんの鼓動を聞いておられたDr.カーモディーが、

ジューくんのお顔を眺めながら、とても冷静に、

 

「もうすぐ行ってしまうわ。。」と。。。

 

そしてその後、向かい合わせになっている私のほうに来て、

ジューくんを支えている私の腕を両手でつかみ、しっかりと

目を見て、少し強い口調で、

 

「お別れの時がきたわ。。今、たくさん I love you!って言ってあげて!」

とおっしゃいました。。

 

Dr.カーモディーの強い眼差しとその言葉でようやく現実が把握できた

私の目から、滝のように涙が溢れ出した。。やっぱりそろそろってことを

頭では理解していて覚悟もしていたつもりだったけれど、今の今まで

ほとんど理解できていなかったんだ。。私。。。

 

もうすぐこの子がいなくなってしまう。。

すぐそこに迫り来る未来に、胸が張り裂けそうになった。。

そして涙と共に、上手に息ができなくなってきた。。

 

涙でジューくんのお顔が見えなくなるのが嫌だから、何度も何度も

右手で一生懸命涙をぬぐってはジューくんの頭を撫で、必死で自分の

呼吸を整えようとしながら、その最後の最後まで愛らしく優しい

ジューくんのお顔を見つめ、

 

「ジューくん、愛してるよ。。ずっとずっと大好きだよ!!

いつか絶対にまた家族になろう!!絶対に!!絶対だよっ!!

今まで一緒にいてくれてありがとう。。ジューくん、ありがとう。。」

 

 

その時パパがどうしていたのかはわからないけれど、

私の後ろですすり泣く声が聞こえていた。

 

そしてジューくんは私の腕の中で、最後にもう一度、

ハフハフとお口を動かした後。。

 

動かなくなった。。。。

 

ジューくんは行ってしまった。。。

私がもう会いに行けないくらい、遠い遠いところへ。。。

 

その後Dr.カーモディーは数分間聴診器でジューくんの鼓動が

再び動き出さないかを確認した後、

 

「鼓動は完全に止まりました。。心臓はもう動いていない。。」

と言いました。

 

「もう。。動かないの。。?ジューくん。。亡くなってしまったの?」

と聞くと、聴診器を外し。。。

 

「He's gone...(彼は行ってしまったわ。。)」と。。

 

午後2時25分、ジューくん、永眠。。

 

とても長く感じたけれど、2時過ぎに診察室に

案内されてからの事でした。。。。

 

涙がとめどなく溢れてきた。。ジューくんが私の願いどおり、

とても穏やかに、安らかに旅立てて本当によかった、という

気持ちもあった。でも、ジューくんはもう二度と。。と思うと

涙が止まらなかった。。。

 

「ありがとう、ジューくん、おやすみ、私のジューくん。。」

 

私は、ついさっきまでとなんら変わらぬ様子で眠っている

ジューくんに、何度も何度もそう言って撫で続けました。

 

ジューくん、本当に信じられないくらい安らかな最期でした。

 

しばらくジューくんのその穏やかな寝顔を眺めていた私たち。

 

そしてフと我に返り、

「早くジューくんをおうちに連れて帰ってあげたい!」と思い、

Dr.カーモディーにお礼を言うとハグしてくださり、ジューくんを

連れてチェックアウトカウンターへ向かうと、助手の方が走ってきて、

「今日の診察料はいらない。」と言いにきてくださいました。

 

お礼を言い、その後病院を出た私たちは、おうちへと急ぎました。