10月4日、国立劇場でおこなわれる桐花の会のかつら合わせを中野のお稽古場でやりました。トンカン頭の型をとり、かつらの土台を作ります。演目の髪型もこの時決めて、衣裳の寸法も計ります。
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銀の方はアミのかつら用。ゴールドの方はカネのかつら。演目によって違います。自然にみせたい芸者の役の菖蒲浴衣や、藤娘はアミ。京鹿子娘道成寺、その所化、鏡獅子、胡蝶、隅田川はカネ。でした。
髪の毛は中国の山奥から買って来るらしく、綺麗に手入れした後その髪を一本一本を羽二重に通し、その羽二重を先ほどの骨組みにくっつけるという手法らしい。
「かつらヒトツ、ヒトツにー⁈髪の毛を一本一本をー⁈」(;゚Д゚艸)    
とauのCMさながらの反応をしてしまいました。
凄い根気のいる作業です。
それがわかると有り難みが増します。
かつらの重さはかつら屋さんの努力の結晶と思い、重いのを有り難く感じようと思いました。