ブログネタ:思い出深い場所
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思い出深い場所って、記憶を掘り下げていったらいっぱいあります。
その中で一番思い出深い場所といえば、ずっとずっと昔のこと。
まだ幼稚園に行くくらいの年のこと、見た光景がずっと忘れられません。
その頃私の父親はずっと家の外、すなわち単身赴任をしている状態で、母は私と兄弟をつれて、祖父母のもとに
いました。
たぶん一番下の兄弟が生まれて間もなかったからです。それ以外は父について、私も母も父の仕事場にいましたから。
祖父は庭職人で、そしてその周辺のことをよく知っている人で、私と兄弟をあちらこちらにつれてってくれていました。
幼稚園の頃とはいえいろんな記憶があります。
稲を刈った後の田んぼに行って、干してある稲を見に行ったこと。空のもみ殻がたくさん落ちていて、これはスズメが器用に中のコメだけを食べたんだと祖父が教えてくれた。
お散歩の途中、靴を買ってもらった時、ほしい靴が自分のサイズより小さかったけど、それがいいとわがままを言って買ってもらい、歩いたら案の定足が痛くなって歩けなくなったこと。
ばかじゃないの?って苦笑するしかないですねこの記憶。
その中で飛び切りは、春の一日。
川につれていてもらったと、私の記憶は言っています。
祖父と兄弟と並んで川岸にいて、川の向こうと眺めている。
その川の向こうには長い石段が上に続いていて、階段の横には桜が満開だった。
息が止まるくらいきれいな光景とはこういうことを言うんだと、その時思った。
ぜひあの桜に近づいてみたいと、祖父に言ったら、向こうに行くには船に乗らないといけないと言う。
渡し船があったんですよそこ。
船に乗るにはお金がいると言われ、歩いていくには遠くにある橋を指さされてあそこまでいかないといけないと言われてあきらめた。
けれどその記憶はずっと残っていて、いつかそこに行ってみたいと今も思っています。
だけどなぜか祖父にその場所を聞くことはしなかった。
今思うとなんで?って思う。
祖父はすでに他界してまして、母に聞いてもわからないと言われる。
船で渡るということをたよりに、一回今でも船で渡る場所に行ってみましたが、なんとなく違う気がする。
記憶は美化するっていうからそうなのかなあ。
あの桜の階段。ほんとにいつかもう一度見てみたいものです。