例えば子どものころ、
絵が上手になりたいなぁと思っていて、
いろいろと真似をして、たくさん描いて、
そこそこ上手に描けるようになったけど、
やっぱり上には上のすごく上手な子が
いたりするのを見てしまって、
あれ、かなわない才能って、あるのかな?
なんて思ったこと、ありましたか?

絵画教室とか通ったり、
お父さんが画家とかじゃないと、
人にすごいね!って言ってもらえる
絵は描けないんじゃないかと、
変な妄想(笑)にとらわれたり。

そんな時、お母さんが同級生をほめて
「あの子、コンクールで金賞取ったって!
スゴイね~!」
なんて言ってきたから、
「なんだよ、あなたが絵の才能ないし
教室にも通わせなかったから、
私は絵のこと、あきらめたんだから!」
なんて思ったこと、ありましたか?

もし自分が絵に興味がなかったら、
お母さんと一緒に「すごいね、あの子!」
って素直に祝えたのに。
自分が全然興味のない
柔道で全国大会出場の話だったら、
心から応援したのに。

絵を描いている自分が好きだったから、
お母さんが他の子をほめたのを聞いて、
「あの子にはできるのに、
あなたは出来ないのね。」
って責められた、と思い込んでた。

その日の日記には、
「お母さんが、あの子の金賞をスゴイね!
って言った。すごいイヤミ。
お母さんはどうせ、
私には絵を描く価値なんてない
って思ってるんだ。傷ついた。」
って書いてみたり。

お母さんは、ただ、あの子の成果を
祝ってただけなのに。


こんな勘違いが、いくつか、
またはたくさん、あったかもしれません。


10年経って日記を読み返すと、
「やっぱりあの時、母が私を責めたから
自分はこんなにスネちゃったんだよ。」
なんて思ってみたり、

さらに10年経って読み返すと、
「あったあった、こんなこと。
自分は娘にこんな風に言わないように
ガンバッてきたもん。」
なんて思ったり。

さらに10年過ぎて、心屋に出会ってしまい、
「はっ!何これ!?
とんだ被害妄想だったじゃん!?
要は自分が気にしてるコンプレックスに
反応してただけか!
ばっかじゃ~ん!」ってなったりもするんですが、

その間、自分のものの見方の変化によって、
記憶は、ねつ造され続けるという
こわ~い事実を、
昨日もこのブログに登場した
魔法使いさんが教えてくれました。

あ、昨日は魔女とお伝えしましたが、
訂正して、お詫び申し上げます(>_<)

で、魔法使いさんのこの記事に、
気付いちゃったらどうするか、
っていうのが書いてあるので、
気になる方は、読まれたし。


前回のマスターで魔法使いさんが、
「記憶って、ホント、
あてになんないよ~!」
と言ってくれたおかげで、
僕はだいぶラクになりました。

スネたものの見方で
後生大事に抱えてきたものは、
ポイってしちゃいましょう♪





心屋マスターコース35期受講中
日本メンタルヘルス協会認定カウンセラー