みなかみ18湯の1つ、法師(ほうし)温泉の長寿館に行ってきました。
法師温泉は、この長寿館1軒だけです。建物は有形文化財として登録されている貴重な建物です。
三国峠にも近く、標高800mという高所にある温泉です。
宝川温泉と同じく、映画「テルマエ・ロマエⅡ」のロケ地にもなっています。
泉極志 修行編で舞台になるので、別記事で写真載せまくる予定。
看板娘:法師 鳴ちゃん
泉極娘:不明
キャラクタ声優:未公開
法師の湯が鹿鳴館様式だから、鹿鳴館の鳴の字を取ったのかな?
【法師温泉について】
1200年前、弘法大師が巡歴の際にこの地を訪れた際に発見したのが最初とされ、名称の由来になっています。
法師の湯殿、本館、別館は建築物としても貴重で、国の登録有形文化財に登録されています。
【アクセス】
関越自動車道 月夜野ICより車で32分
JR上越線 後閑駅より猿ヶ京行きのバスに乗り40分、猿ヶ京より町営バスに乗り換え20分
JR上越新幹線 上毛高原駅より猿ヶ京行きのバスに乗り30分、猿ヶ京より町営バスに乗り換え20分
※町営バスは午前・午後2便のみなので、時間に注意。
(詳しくは公式サイト参照)
【外観】
さすがに有形文化財だけあって、歴史を感じます。
旧館・新館とあるので、増築していったな感はあるものの、全体的に統一感があり、建物だけを見に来てもいいくらい貴重な建物群です。
こっちが、平成元年に建てられた新館の法隆殿らしい。
山からの清流が綺麗。
法師川の流れと長寿館がマッチしていて、とても癒やされる。、
この手前側にある古い建物が、法師の湯。奥が玉城の湯。
法師の湯。手前は廊下。奥の川側に浴室があります。
玉城の湯。右の浴室の先に囲いがあるので、ここが野天風呂だと思われる。でも、囲いがあるのって野天風呂だっけ?
(無かったら道路から丸見えで困るけど(笑))
玄関前にはラムネを売っているので、入浴前の水分と糖分補給に良さそう。もちろん湯上がり後でもOK。
確か水上郷琥ちゃんが、ここ撮ってたな。
(寒い日とか雨の日には置いてないみたい)
【温泉情報】
温泉名:法師温泉
pH:8.4
・法師の湯
源泉名:旭の湯
泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉
源泉温度:42.7℃
使用状況:湯口からの供給と、足元からの湧出
・長寿の湯
源泉名:寿の湯
泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉
源泉温度:42.2℃
使用状況:湯口からの供給と、足元からの湧出
・玉城の湯、中浴場
源泉名:寿の湯、官行の湯
泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉、単純温泉
源泉温度:42.2℃、27.8℃
使用状況:湯口からの供給・加熱
・玉城の湯、野天風呂
源泉名:官行の湯
泉質:単純温泉
源泉温度:27.8℃
使用状況:湯口からの供給と循環ろ過・加熱
【宿泊室情報】
・本館:全室トイレなし。その代わりに、部屋の大きさがある。
文人墨客が泊まった部屋が、当時の面影のまま残っている。
・別館:法師川沿いにあって、全室から法師川が見れる。
昭和15年に建てられた。全室トイレつき。
古くからの雰囲気が残っている客室。
・薫山荘:法師川沿いにあって、全室から法師川が見れる。
昭和53年に建てられた。ワンランク上。
・法隆殿:山側に平成元年に建て替えられている。
8畳+4.5畳(掘りごたつ付き)。
ミニキッチンや冷蔵庫がある。ワンランク上。
【館内】
玄関を入ると、目の前に火鉢のある部屋があります。湯上がり後に寛いで、他の方たちと語らうのもいいですね。
帳場(フロント)。段差があるので、途中に踏み台が用意してあるのが嬉しいですね。
館内、色んなものが展示してある。宿泊客しか入れないところは看板があるので、それ以外はウロついても大丈夫っぽい。
(公衆電話があるところから先は、入っちゃいけないみたい)
休憩室。入り口の火鉢周辺も居ていいみたいだけど、外から丸見えすぎて落ち着かないかも。
休憩室から、中庭。手前は長寿の湯?奥が別館。
別角度から。法師川が目の前なので、かなりロケーションがいい。
渡り廊下から、中庭。
食堂のほうから、渡り廊下と別館を望む。
渡り廊下から、薫山荘を望む。
フロント横に、おみやげコーナーもあります。
各浴場は、日帰りと宿泊によっても入れる温泉が違うみたい。
日帰り時間は、混浴が法師の湯、女性専用の長寿の湯。
バスタオルの使用はご遠慮ください・・・?ガチか!マジな混浴か!
【法師の湯】
男は、日帰りだと必然的に法師の湯へ。日帰りは混浴専用。
入り口は別々だけど、浴室に右から入るか左から入るかだけの違いなので、浴室別だと勘違いして女性が入ると凄いことになりそう。
(タオルで前だけ隠して入ってくるので、背中とかお尻とか丸見え)
右奥の更衣室前の浴槽で出て来るの待ってる人が居るとか居ないとか。
露出上げてるけど、中は窓からの採光と3箇所の行灯の光だけなので結構薄暗いです。でも、この薄暗さが雰囲気あって最高。
目悪い人とか暗いところに弱い人は、足元に注意しないといけないかもね。湯船の中に、大小の石が敷き詰められています。
雰囲気的には、このくらいのイメージ。
8区画に分かれていて、更衣室側からの湯口供給と、浴槽の下から温泉が湧き出てきます。
ときどき、コポコポって温泉とともに空気が上がります。
ちちち違います、これ私じゃないんですよ感が出て、ちょっと焦る(笑)。
中は繋がっているので、一区画だけ温かいという訳じゃないけど、窓に近くなるほど温度低くなる感じ。
両脇に棚が設置されてるけど、ここも脱衣箱みたい。
入浴してる大勢の前で脱ぐのも、ちょっと恥ずかしいね。
【長寿の湯】
日帰りでは、女性専用になります。
法師の湯と同じく足元湧出だそうですが、口コミによると泉質は一番いいらしい。
男性が入浴するなら性転か・・・じゃなくて、宿泊して夜ゆっくり堪能するのがいいようです。
シャンプー・ボディーソープも設置されてるようなので、体や頭も洗えると思います。ただし、湯船は小さいみたい。
【玉城の湯】
日帰り時間には入れませんが、大きい湯船と、野天風呂があります。
シャンプー・リンス・ボディーソープも設置されてるので、野天風呂や綺麗な脱衣場がいい人はこちらが良さそうですね。
後から作られたお風呂で、源泉から持ってきた温泉を加熱していたり循環ろ過されていたり、湧出そのままの温泉を楽しむには少々難がありそうですね。
【薬師堂】
長寿館の裏手に薬師堂と公園があるので、ぜひ入浴の帰りにでも新緑を楽しんでいってください。
橋から、法師川と長寿館を望む。
古くからの温泉地に祀ってある薬師如来も、法師にあります。
手前に、長寿の水(湧き水)が。きっと3年位は寿命延びた。
この日(5/3)は薬師堂が開いており、薬師如来が見れる貴重な日だったみたいで、ラッキー。あと10月にもあるみたい。
中から招かれて、赤飯やら漬物とか頂いた。お神酒も少々。
【散歩道】
薬師堂のさらに奥に、公園のようになっていて散歩ができます。
これからの季節は、斜面に色々な花が咲いて綺麗な斜面になるみたい。
「末はころり観音」に行き着くまでに、道端に2合目の弱冠(古代中国は20歳男子を弱といい元服して冠を被ったそう)から始まり、而立(30)、不惑(40)、知命(50)、耳順(60)、従心(70)という道標が立っているそうです。探しながら歩くの楽しそうですね。
右の道を5分ほど歩くと逢初の滝。ロマンチックな名前の滝ですね。
ただ長生きするより、家族などに迷惑をかけないよう元気なまま最後はコロッと死ねるようにという願いを込めた、末はころり観音。
【入浴料金・営業時間】
入浴料金:1000円 日帰りは法師の湯と玉城の湯のみ。
10:30~13:30(利用は14:00まで)
基本的に水曜休み、休館日や大掃除の日など不定期になるので
必ず事前にFaceBookや公式ページなどで確認のこと。
【所在地】
群馬県利根郡みなかみ町永井650 |
0278-66-0005
【動画】
みなかみ観光協会 冬の法師温泉 2つ
https://www.youtube.com/watch?v=o3sA9_6Spm8
https://www.youtube.com/watch?v=PI01PAord0E
【外部リンク】
長寿館 公式サイト http://www.hoshi-onsen.com/
FaceBook https://www.facebook.com/onsen.jp