こんにちは!
kiinaco*キナコです!
さて続きです
かびれ神宮を参拝して、
本当は山頂まで行きたいところでしたが、
今回は時間の都合で、また次回に
今度は下山なのですけど、
行きは表参道から来たので、
帰りは裏参道から帰ることにしました
途中、眼下が開けたすげぇ!
裏参道には途中に
違うお社があります
薩都神社(さとじんじゃ)
あまり聞いた事ない神社ですが、
こちらは、
同じ茨城県の常陸太田市にある
薩都神社の奥宮という事だそうです
常陸太田市の薩都神社を「里宮」、
この御岩山にあるお社を「山宮」と言うそうです。
そして、
この薩都神社の脇に伸びる道の先には、
また違うお社の影が、、、
こちらは、
三宝荒神さまでした。
修験道由来の日本特有の神様と言われています。
実は、ここが一番神秘的な、
又は、怖い感じがしました
なんとも言えない雰囲気、、、。
ちょっと足早に去る、、、。
表参道、裏参道、
どっちもそれぞれに大変でしたが、
若干、裏参道の方が歩きやすかった気がします
無事に入り口まで帰ってきました
かびれ神宮、
又は山頂まで行かれる方は、
ある程度の登山を意識した服装と
装備で行かれた方が良いと思います
特に、靴は登山靴が良いと思いますよ!
実は後から知ったのですが、
かびれ神宮、山頂は、
冬季は閉鎖されているらしく、
なんと、私たちが行ったその日に、
登山道が解禁されたのでした
さて、
御岩神社を出て、車で30分ほど。
次に向かったのは、、
大甕倭文神社(おおみかしとりじんじゃ)
ここからは
かなりマニアックな話になるので、
興味の無い人はスルーしてね
こちらは
創建は不明だが、
紀元前660年頃というので、、、
ものすごく古い
卑弥呼の邪馬台国が3世紀ですから、
縄文時代からある祭祀場ですね。
御祭神は、
武葉槌命(たけはづちのみこと)
甕星香々背男(みかぼしかかせお)
実はこの神社、
めちゃめちゃ謎多き神社です
諸説はあるのですが、
この御祭神の組み合わせは、
討伐した側と、討伐された側が
一緒にお祀りされていることになります
この御祭神の組み合わせは、
全国でもここだけだそうです
前回の記事でチラッと書きましたが、
「封じ込められている神」
が多いのですよこの土地は、、、。
甕星香々背男というのは、
この辺りを治めていた海人族の長で、
朝廷に従わなかった勢力でもありました。
同じ茨城県の鹿島神宮に祀られている
建御雷神(たけみかづちのかみ)や、
鹿島神宮と並び、東国三社と言われている、
千葉県の香取神宮に祀られている
経津主神(ふつぬしのかみ)が、
この香々背男の討伐に行くのですが、
何しろ強くて、全く歯が立たない。
そこで送られたのが
武葉槌命(建葉槌命)で、
武神2神が倒せなかった香々背男を
なんと倒したのです
よほど屈強な男神なのかと思いきや、
武葉槌命とは、
実は「女神」だったとの説が
大甕倭文神社の
この「倭文(しとり)」というのは、
「はた織りの神」という意味があり、
これは、武葉槌命の事を
指していると言われています。
七夕の織姫と同様、
「はた織り」というのは、
女性を表しているので、
「女神」であったという事。
パンフレットには、武葉槌命が
「香々背男の霊力を宿魂石に封じた」
とあります。
境内の御由緒書きにも
「地主神、甕星香々背男の霊力を封じ、」
とあります。
霊力というか、、、
普通に古代に生きていた実在する人だったわけで、
その土地を奪われたという事ですね
しかも、
この武葉槌命というのは、
これ以降の歴史上(神話上?)
登場しなくなると言われており、
香々背男を討った後に、
武葉槌命自身も
朝廷から消されてしまったのではないか説も
あったり、、、
そして、
武力で香々背男を討った訳ではなく、
そこはやはり「色仕掛け」であった可能性の方が
高いのは明らか。
しかも、
武葉槌命と甕星香々背男は、
同じ「海人族」であり、同族であった、
との説もあります
自分の手を汚さず、
同族同士で討たせ合いをさせ、
両方消す、、という、、、。
いつの時代も、権力側のやり方は
変わらないのかもしれません
さて、先程出てきた「宿魂石」というのは、
登っていくと、、、
中央は巨大な岩山になっており、
この鎖を掴んで、登っていくという、、
本日2回目の登山
この巨大な岩山が「宿魂石」なのです。
この岩山もなんと、
御岩山と同じカンブリア紀、
5億年前の地層なんだそうです
そして、宿魂石の上に、
「本殿(古宮)」と呼ばれる祠があり、
宿魂石に封じ込まれた甕星香々背男の荒御魂が
祀られています。
なかなか凄いですよね、、
登るのも大変だったけど、
当然下りるのも大変でした
御本殿から降りたところには、
香々背男を祀ったお社もありました。
境内には、
天然記念物の「東天紅(とうてんこう)」
という鶏さんたちがウロウロ。
中華屋さんの名前よね
そして、
タイトルにある「縁結びと縁切り」ですが、
実はこの神社には「境界」という意味があり、
先程の「宿魂石」の説明書きには、
こんな事が書いてあります。
当地は古代「大倭国」大和朝廷の支配の及んだ地域と未知の世界「高天原」にも例えられる「日高見国」との境界に見立てられ〜
先程から言っている通り、
この地が、
朝廷の支配の及ぶ地域と、
朝廷の支配がまだ及んでいない地域との境目、
境界線であったという事です。
ですから、
かなりの激戦地であり、
多くの血が流れた場所。
それに由来して、
このような場所が設けられていました
縁切りで有名な、
京都の安井金刀比羅神社にある
縁切りの石とほぼ同じやつ。
お札がいっぱい貼ってあって、
中を潜る「境界石」というのがありました。
これは写真は遠慮しました。気になる方は検索してみて下さい。
京都ほどではありませんが、
お札がいっぱい貼っており、、、
お札には、
波留部 由良由良止 波留部
(はるべゆらゆらとはるべ)
布留部 由良由良止 布留部
(ふるべゆらゆらとふるべ)
と書いてあり、
これは十種神宝(とくさのかんだから)の
祓祝詞だそうです。
ここで縁切りは
特にしませんでしたが笑
また余談ですが、
実はこの神社、
映画「君の名は」の小説版に
出てくるそうです
主人公の実家の神社の
御祭神の組み合わせが、
武葉槌命と甕星香々背男だそうで、
主人公が生まれる前に、父と母が
出会った場所がこの神社だという
設定だそうです
武葉槌命は「機織りの神様」(女性)
甕星香々背男は「星の神様」(男性)
と言う事で、
この組み合わせって
よくよく考えたら、、
ほらアレじゃないか!
彦星と織姫
「君の名は」も
そんな雰囲気ありましたよね
あの監督は
わかってて登場させた気がしますね〜
さて、次は、、
「縁結び」のお社へ
つづく
神社系星読みカウンセラー
kiinaco*キナコ
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