今週末にとうとう日本へ帰国


今日荷物の搬出を終え、明日明後日の残務をこなせばあとはもう帰るだけ


引っ越しは小さい頃から何度も経験しているけど、何度してもその度に少し寂しい気分になる


空気が汚い日があったり北京は難しいこともたまにあるけど、何でも手に入るし、治安も良く、周りの人にも恵まれ、とても住みやすい都市だった


荷物がなくなりガランとした部屋にいると帰任を実感し、どこか心にぽっかりと穴が空いたような気分になる


この三年間を思い返し、色々と楽しかったことや辛かったことが頭をよぎる


色々な場所に旅行に行けたし、日本ではこんなに広い家には住めない


日本人赴任者はもちろんだが、中国人やスウェーデン人と良い関係を築けたのも、やはり海外赴任してこそだろう


結局、国籍や境遇が違うからこそ、違いを受け入れた上で相手を理解しようと思う気持ちを持ったり、誠実な対応を常に続けることが大切で、


流暢な語学を話せることもビジネスではもちろん重要だけど、それだけでは信頼関係は作れない


そして、国籍に関係なく苦しみや喜びを共有して、何かに共に取り組んで作られた絆は、仮にこれから働く場所が離れてもそうそう揺らぐものではないはず


価値観が変わったなんて言うのは大袈裟かも知れないけど、


挫折であったり、自分の中で芽生えた自信であったり、ヒト、モノ、コトに対する考え方や接し方はこの赴任経験がなければきっと得られなかっただろう


あとはそれらをこれからの仕事や人生にどう活かすかは自分次第なんかな


社会人になって10年が経って、部下を持って組織管理したり、事あるごとに人に教えを請われる立場になった


慢心せず、今までとまた違う場所で成長を続けていけるように、自分を見つめ直したい
最近は山田方谷というか、王陽明の言葉を思い返す


正義明道、至誠惻怛


山田方向の言葉にある、実践を重んじる陽明学のエッセンスを自分なりに解釈すると、


大局的な視点を持ちながらも、
…で、今から・明日から何をするんだっけ?
という問いを持ち続ける

という、自分の仕事感・理想の姿にこれほどマッチするものはない


結局、夢や戦略を語れても、それだけではダメで、それに従って具体的な今足元の一歩を定義し、踏み出すことが出来なければ何も意味なんてないし、

ましてや、そんな自分の心の外にある物事を変えることなんて出来やしない。


若いときは何でも成長のための種・経験だと考えることも大事だけど、過ぎるといつの間にか自己弁護、言い訳作りに使われてしまう。


誠実さと人の痛みを慮る心を持ち続け、短期的な利を図るよりも、まずは自分の中の義に照らして道理に合うのか、という視点で物事に取り組み続けることが大事なのだと思う。


心の持ち方、姿勢次第で、良い結果は後からついてくるものだ。



人事を尽くして天命を待つというのが親父の口癖だった。


昔はうるせーなとしか思っていなかったが、齢30を過ぎると、少しは言いたかったことも分かる気がする



引き継ぎ1つで心が折れそうになる自分に、「事の外に立つ」なんて、カッチョいいことはまだ言えそうにない、、


経営管理を志すものとして、自己を律するところから始めなければならないのかな。


さて、明日から何をすべきか。
帰任も決まり引き継ぎの日々。


過去何度も率先してやってきた新人教育や近年のマネジャー業務で人に何かを教えたり指示することには、だいぶ自信がついている。


しかし、今回はどうもうまくいかないようだ。。


元々評判のよくない相手で心配はしていたけど、教え先の知識・経験が著しく自分より劣る場合、


また年齢も上でプライドも高い場合、なんて人に物事を教えるのは難しいのだろう。。


誰だって初めてのことは分からないものだ。自分も必ずしも飲み込みが早い方ではない。



しかし、自分の頭が悪いことや飲み込みが悪いことを認められず、すぐに分かった気になってしまうが、本当は何一つ分かっていないという人間が一番たちが悪い。



改めて勉強した想いだが、可能な限り客観的な自己を認識しようと努めること、常に謙虚な姿勢をもって臨むことというのが、要領や地頭の良さ以上に、何かを学ぶときに最も大切なことかもしれない。


これは自分も気を付けねば。。



せめてもの救い?は周りからのその人への評判が全く自分の思うところと同じで、ことごとく悪いことだろうか。。



それでも引き継ぎはちゃんとやらねばならないし、新任が使えないのは自分の引き継ぎ責任でもあるので、一緒になって悪口言うわけにはいかない。


むしろ、自分にはないところ長所として周囲とうまくやっていって貰わねばならない。



そして自分は、ある程度こうなることがわかった上で、とりあえずサポートの頭数を増やしながら自分の帰国後の体制を整えてくれた上司のためにもやれる限りのことをやらねばならない。



毎朝そういう意気込みで挑むが、上から目線の意味不明な発言で現場が混乱し、それを収拾させることに苦労する日々。



業務は減りつつあるのに、ストレスが激増して止まない。。