『道原忍は鏡を見ない』は、3m45cmの長身を持つ男性の物語だ。


その男性の頭脳はICチップにより制御されていた。これは政府による策だった。

彼の肉体による破壊行為を恐れたのだ。肉体だけではない。彼は、精神に異常を抱えていた。

これらの異常を彼の幼児期に発見した政府は、脳(思考回路)の制御という苦肉の策を講じるしかなかったのだ。


ここで政府の技術者たちは大きなミスを犯した。

ICチップ埋め込み手術は成功したものの、一度取り外した頭蓋骨と頭皮、頭髪を勢いで〝捨ててしまった〟のだ。
頭蓋骨の代わりに彼の頭に取り付けられたのは、、


近くの棚にあった透明なカプセルだった。