一人で頑張っている人に伝えたいこと | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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先日配信したメルマガの反響が結構あって、私の元にはあれから、かなりの数のメールが届いています。


その内容を読むと、ご自身について書いてくださっているものもあって。


そういったものを読んでいくと、いつも感じることがあります。


それは、みんな「頑張っている」ということ。


たくさん行動を起こしているとかそういうことだけを言っているのではなくて。


中には行動できないでいる人もいます。


でもそれは、心の中に色んな葛藤があって、動きたくても動けなかったり。何かが、怖かったり。


だから、頑張れていない人も、実は頑張っている。のだと、感じます。


私も、ときに厳しいことを言ったり書いたり、責めるような感じになってしまうことがあります。


私自身、日々の出来事の中で、良いことばかりがあるということではなく、


落ち込むこともあるし、寂しくなることもあります。


そう、普通のどこにでもいる人間です。


あなたが感じるのと同じような感情を、私も感じます。


で、文章というのはそのときの状態が出るもので、あまり良い状態でないときに書くと、


どうしても責めるような感じになってしまったり。反省。


ただ、


その人が、その人なりの歩幅で前に進んでいっている、進んでいこうとしているのだということは、忘れないでいたいなと思います。


私がなぜこのブログを書いているのかというその目的を、忘れないでいたい。



私は今まで、色んな人の悩み相談を聞いてきました。


「行動できない」とか「頑張れない」とか、色々なのですが、


その中で一つ、感じることがあるのです。


例えば、コーチングのスキルでは、そういう人に対して「ぶっとんだゴール(現状では考えられないようなゴール)を設定する」などということを行います。


そして、その目標にリアリティを感じられるようにしたり。


そういった方法っていうのはすごく有効で、確かなものなのだと思います。


ただ、色んなことを学び、人に接し、相談に乗る中で感じたことは、


「精神的に孤独である」ということによって、行動できなくなっている人もいるのではないか、ということ。


つまり、問題の根本は、目標設定以外の他の部分にもあるのではないか、ということを思ったのです。


よく言うことですが、人は人との関係の中で生きるものであって、人と接しないとか、つながりを感じられないと、自分の存在理由が分からなくなります。


何のために頑張るのかも、分からなくなってくる。


でも、今の時代は、どんどん人とのつながりが希薄になっていて、個人主義が強くなっている。


結果、「一人で頑張る」という状態が生まれている。


これ、物理的に人がたくさんいる環境だったとしても生まれる状態で、


「精神的にどうなのか」という部分が大事なところ。


特に、悩んでいる人って、どうしてもそれを一人で抱え込んでしまうもの。


自分の弱さを見せたくなくて、周りの人も信用できなくて(否定する人、責める人が多く、愛を持って接してくれるとは思えない)、自分の中で留めてしまう。


で、苦しくなってしまったりするんですね。


その状況があると仮定して、自分にできることは何なのか。


そういったことをずっと考えていて、


このブログについても、このブログを読むことで、その精神的孤独感のようなものが和らげばいいな、なんてことを思うんです。


先日配信したメルマガでも自分の過去のこととか書いていますが、


そういったものを書くことで、一人でも「自分もそうだった」と思って、「自分だけじゃないんだ」と感じてもらえたなら、


自分が何かを「書く」ということには意味があると思えるのです。


先ほども書きましたが、私だって落ち込むし、寂しがるし、頑張れないときもある普通の人間です。


そして、色んな人の相談を乗ってくる中で分かったことは、


私を含め誰もが普通の人間で、みんな頑張って生きている、ということ。


順風満帆なように見える人にも悩みはあって、それぞれが、それぞれの歩幅で前に進みながら生きている。


当然、あなただって頑張っている。このブログを読んでいる時点で、それは明らかです。


何となく、そういったことを考えるだけでも、救われる部分があるのではないかなと思います。


このブログが、今日も少しだけ前に進んでみようかと、そう思えるようになる存在であり得たなら、嬉しい限りです。


ではでは、今日も一日、元気にいきましょう。