無駄なプライドにしがみつくと、人生は変わらない | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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人生を変えたい。現実を変えたい。


そういうときに必要なのは、自分と向き合い、変化させるべきことを変化させること。


今と同じ考え方、行動では、今と同じ現実がやってくる。


だから、何かを変えないといけないのだけど、それは自分を弱さや見たくない部分を向き合うことなしには、できません。


認めたくなかったことを、認めないと前には進めないもの。


しかし、人はとにかく自分を正当化したい生き物。


正当化するとは、自分と向き合うことから逃げるということです。


自分と向き合うことから逃げたとき、人は何をするかというと、「問題を周囲のせいにする」ということを始めます。


これは、よく言うことですね。


自分ではなく、誰かや何か、環境、など「外的」なもののせいにする。


そうしておけば、自分を変える必要はないし、自分と向き合って、何を変化させる必要があるのかと考える必要がなくなるからです。


これは、私も含め、誰もが持っているもの。


そして、あまりにも自己正当化が進むと、今この文章を読んでいる最中にも、自己正当化が始まります。


「俺は、自己正当化などしていない」という正当化です。


この状態は結構末期なので、この状態になるとなかなかキツいです。


こうなると、何を言ったところで「お前が悪い」「俺が正しい」という考えになってしまいます。


自分と向き合い、自分を振り返ることができない。


なぜ、自分と向き合い、自分を振り返ることができないかというと、


無意味でちっぽけなプライドに執着しているから。


余計なプライドにがんじがらめになっているからです。


そのプライドは、自分を守るためのプライド。


プライドが高いのは、それだけ自分の中身に自信がないから。


自分自身に自信がないから、いつも突っ張っていないといけなくなるのです。


バカにされたくない、自分はダメだと思いたくない、自分の弱さを認めたくない、


自分をすごい奴と思っていたい、今のダメな状況は自分のせいだと思いたくない…


そういったプライドが邪魔をして、とにかく自分の弱さと向き合うことができない。


そして、自分と向き合えない分を、相手のせいにします。


もし、この記事に反応した場合。


イラッとした場合。


何らかのネガティブな感情が生まれた場合。


なぜそうなるかというと、図星だからです。


実は薄々分かっているけれど認めたくないことを、言われてしまったからです。


このことに気づいている人は、イライラしたりはしません。


「そうだよね」と思うだけです。


イラッとするということは、図星なのです。


イラッとした場合、そこで二通りに分かれます。


素直にそんな自分を認め、向き合うようになるか


認めたら「負け」だと思って、反発心を強くして、まだ他責を続けるか


この二通り。


そこで、人生が変わります。


これまでと同じ現実が続くか、自分の望む現実をつくりあげるか。


それは、自分と向き合えるかどうかにかかっているんですね。