実力がまだ足りない人の勉強で起こしやすい過ちとは… | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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昨日のメルマガで少し触れたことなのですが、


大きなものばかりを求めると、小さなことに対する関心を失うもの。


例えば、東大を目指していたとします。


実力は全然足りていないとしましょう。


そうすると、何か1日12時間くらいの勉強をしないと意味がないのではないかと思ったり、


難しいものを勉強しないといけないのでは、と感じてしまったりするものです。


そうなると、例えば細切れで空いた30分が疎かになったりします。


基礎的な内容がどうでもいいようなものに思えてくる。


もっと難しい、複雑なものを勉強しないといけない、と思うようになる。


しかし、何事も小さなことが土台になっている。


30分あればかなりのことができますし、


当たり前ですが、基礎が分かっていなければ複雑な問題は解けない。


意識が高い。目標が高い。


でも、なかなかそこに到達できない。


そういうケースで多いのは、大きなことばかりを見て、小さなことを疎かにすることです。


大きなことを見ることは良いことでしょう。


しかし、その大きなことを実現するのは、今日の小さな一歩。


私の場合で言うと、本を書きたいな、と以前から思っていました。


ただ、そのためにできることは「日々書き続けること」でしかありません。


毎日ブログやメルマガを書いて、文章力や分析力、表現力、言語化の力を磨くこと。


その日々の積み重ねの結果として本を書けるようになるのであって、


それがなければ書かせていただく機会は訪れなかったでしょう。


何かを実現するということは、そこには普通の人はやらない「何か」が隠されています。


そしてそれは大抵、大したことじゃありません。


目立つことでも、カッコイイことでも、褒められることでもない。


大抵、人には見えないし、やっている人ほど見せないもの。


ただ、たとえ見えなくてもその影の部分を想像できることが大事。


勉強も全く同じ。


小さな一歩の積み重ねでしかないわけで。


ある人が結果を出しているのなら、


それは小さなことを積み上げてきた結果としての「結果」だということを忘れないこと。


勉強で結果を出すためには、30分を無駄にせず、基礎を甘く見ず、


小さなことを積み上げていくことが大事です。


大きなものを見ている人ほど、それができなくなってしまいやすい。


なので、今日はこのことについて書かせていただきました。