飛び込もう。どうせ慣れるから | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

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人間は、「ここが安全」という無意識の安心領域を持ちながら生きています。


境もそうだし、人間関係もそうだし、行く場所、やること、何でもそう。


ある意味、自分自身で自分を枠にはめ、「俺はこんな人間」と決めているわけですね。


でも、実は「俺はこんな人間」と思っているその人間像って、すぐに変わったりするものなんです。


結局、ほとんどの人は過去に生きてしまっています。


過去出会った人、過去好きだったもの、過去聞いた話、過去抱いた自己イメージ、過去抱かされた自己イメージ。


そういったものに支配されながら生きてしまう。


でも、そんなものは実はすぐに変わってしまうものなんですよね。


例えば、今自分は「著者」としての顔を持っています。


今年の7月までは持っていなかった顔です。自分のアイデンティティの中に著者としての自分は昔はいなかった。


でも、今はすでにそれが『当たり前のもの』になっている。


もう、著者であることが安心領域になっている。著者であることにもう慣れました。それが普通です。


そう、そういう風に安心領域って変わってしまうものなんですよね。


昔だったら本を出すことにビビっていたかもしれない。怖かったかもしれない。


でも、今は全くそんなことはない。


自分は変わったし、その変わった自分が次は当たり前になっていくわけです。


どうせ、慣れるんです。


変化したら変化したで、どうせ慣れる。


それが自分になる。そこが安心領域になる。


だから、今の安心領域なんてある意味幻想でしかないわけですね。


人は変化を怖れるけれど、変化したら変化したで、次はその世界が当たり前になるんです。


どうせ、慣れるんです。


そういうことを考えて行くと、今の自分のままでいることってもったいないこと。


まだ見ぬ自分に出会うかもしれないのに。


「ああ、俺ってこんなことが好きだったんだ」


「案外、良いと思ってたけど良くないな」


「俺、これだったらずっと続けられるかも。面白い!」


そんなことがあるかもしれない。


例えば、今日大阪でオフ会をやります。


おそらく、参加者の中には今頃、ドキドキしている人もいるんですよ。


何かと理由をつけてドタキャンしようとしている人もいると思います。


だって、怖いからね。新しい世界に踏み出すのは。


どうなるか分からない、誰がいるか分からない、未知の世界なわけ。


上手く喋れるかな、とか思ったり。


でも、一旦来てみると、何てことはない。怖れていることは何も起こらない。


で、次はそこにいることが当たり前になる。


どうせ、慣れる。


そんなもんなんですよ。


だから、ガンガン新しい場所、新しい体験をしていけばいい。


そうやって安心領域を広げていけばいくほど、人生の幅は広がり、楽しくなっていきます。


それでは、今日はこのへんで。