当たり前レベルが合否を決める | 受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

受験コーチ池田潤が教える参考書学習法

‐志望校に合格する勉強法と思考法‐

昨日のメルマガは超重要でした。届いていない人がいるといけないので、ブログに転載しておきます。


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当たり前レベル

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私がプログラム内で口を酸っぱくして

言っているのが、


基準を上げろ!意識を上げろ!


ということ。


これができないと絶対に成績は

上がらないし、志望校に届かないから。


本当に本当に重要なことなのに、

ほとんどの人は教えない、教え

られない部分です。


人には、「これくらいが当たり前」

というレベルが無意識に存在しています。


そのレベルは日々の勉強の全てに

影響を与えていて、当たり前

レベルが低ければ、全ての勉強の

質が低い状態になります。


例えば、


「理解する」ということにおいて

もレベルが存在するわけです。


分かりやすく10段階で考えて

みましょう。


理解レベル1でも一応は「理解した」

ことにはなります。


しかし、そのくらいのレベルだと

本質的な部分が分かっていない、

知識が抽象化されたものでもなか

ったりして、


「応用力に欠けた」理解レベルになります。


その場合、初見の問題に対応する

ことのできない力となってしまいます。


このレベルの理解に留まってる人に

起きる現象としては、


模試で結果が出ない


演習するとなぜか解けない


かけた時間の割に点数が取れない


などがあります。


単純に言えば、理解が「浅い」のです。


レベル10までいけば、その知識を

人に説明することまでできて、本質

を理解し、抽象化もされているので、


初見の問題にもその知識を応用する

ことができます。


私の場合はその人の理解レベルを

探るために、あえて説明させたり

します。


説明できないのであれば、理解度が

低いレベルで留まっているということ。


説明できるなら理解度レベル10だ

ということが分かる。


一目瞭然なのです。


レベル10の理解力を持つ人は、

1を学んで10を理解できる

イメージ。


1から10を得ることができる。


簡単に言えば、それが「要領が良い」

ということです。


要領が良いというと、あまりこれまで

言語化されない、なんとなくイメージ

で捉えていた概念だと思いますが、


簡単に言えば、1を学んで10を

理解する人が要領が良いと呼ばれます。


1を学んで10を理解するわけで

すから、当然そういう人は少ない

勉強時間で成果を出していきます。


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自覚症状がないがゆえに…

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話を戻して、多くの成績の上がらない

受験生は、自分の理解度が低いと

いうことに気づいていません。


『自覚症状』がないのです。


これが、危険なところです。


自覚できれば対処できますが、自覚

できないから対処の仕様がない。


結果、自分の能力を疑うことになり、

最悪のケースでは自分の人生を諦める

ようになってしまいます。


何が問題か分からなくなったとき、

人は自分の能力を疑ってしまうものです。


この話は理解度だけでなく、記憶に

ついても、解答力についてもそうです。


理解したつもり、覚えたつもり、

解けたつもりになっています。


理解度1でも、一応は理解したことに

なる。


しかし、イメージで言えば、理解度

レベル5あたりまでは本質的なこと

が分かっていない、表面的な理解

なのです。


だから、自分が理解したつもりに

なっていても、本当は分かっていない。


だから、成績も伸びない。


そういうことが実は起こっています。


勉強量においても同じことが言えます。


本人は勉強したつもりになっている。


しかし、私から見れば全く勉強した

うちに入らない。


全く勉強時間が足りない。量も足りない。


例えば、私はセンターが日本史。二次

が世界史という、超ヘビー級の科目選択

でした。


地理が苦手だったので。


しかし、その中でもセンター日本史は

100点満点を取りました。


それがなぜ可能になったかというと、

効率の良い勉強法を取っていたこと

は当然のことですが、


勉強量が圧倒的だったのです。


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基準を上げるしかない

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そこにあるのは、「当たり前レベル」

の高さです。


コアとなる参考書を、何十周も反復

しました。


世界史も同様に。何十周も反復。


それは、私にとっては「当たり前」

のことだったのです。


それくらいやらないと覚えられない

ことは明白だったから。


だから、「覚えるまで」やった。


ただそれだけなんです。


しかし、多くの人は「自分の」当たり前

レベルで物事を考えます。


合格するための、ではなく。


あくまで自分基準で考えてしまう。


それが、最大の問題。


私はこの1年間、自分のプログラム

の生徒に対して、


徹底的に上記の内容を含んだ「実質」

を重視する勉強指導を行ってきました。


だからこそ、偏差値が20上がったり

とかいうことが、普通に起こります。


その子の当たり前をぶち壊し、合格

基準で勉強することを求めてきました。


それをしない限りは、絶対に自分

の限界を壊すことはできないからです。


その限界が存在することにより、

あと一歩突き抜けることができない

のです。


自分の限界を壊すことは、自分で

はなかなか難しかったりします。


ただ、はっきり言えば、これさえで

きれば成績が自然に上がっていくと

言っても過言ではありません。


基準、当たり前レベルが上がるので、

勉強の根本的な質が高まるから。


意識も上がるので、生活の質も

高まります。


結果、勉強時間も伸びます。


私が受験コーチとしてやってきたのは

彼彼女らの限界を越えるお手伝い。


逆に言えば、それをしない限り、

「自分の」基準に固執したレベルの

低い勉強を繰り返してしまいます。


そうなっては、成績は上がらないし

志望校合格にも辿り着きません。


いくら授業を受けようが、優れた

参考書を学ぼうが、無駄です。


しかし、こういった「心」や「意識」

の部分を教える人は、今までほとんど

いませんでした。


おそらく、こんな話は初めて聞いた

という人がほとんどだと思います。


だからこそ私は受験コーチとして

活動してきたし、そこに存在意義

があると信じてやってきました。


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一生役立つチカラを受験で得る

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そして、この「意識」を上げると

いう方法は、半永久的にあなたを

助けます。


これからの人生にも「生き続ける」

ということです。


何かにおいて結果を出す人は、

とにかく基準が高い、当たり前

レベルが高い。


この当たり前レベルが上がることで

健康においても、人間関係において

も仕事においても、


全てにおいて行動の質が高まるのです。


私がプログラムで教えていること

は、受験だけで留まるチカラでは

ありません。


むしろ、受験後に生きるもの。


それは、メルマガやブログで発信して

いる内容も同様です。


一つ、それをポリシーとしてやって

きた部分もあります。


なぜなら、もう受験制度も変わります。


それは前々から分かっていたこと。


また、受験をクリアしました、だけ

では社会では全く役に立たない人間

になってしまうことは明白だからです。


受験が終わっても人生は続きます。


受験勉強をクリアする「スキル」

だけを身につけたって、今の世の中

を生き抜いていくことは難しい。


しかし、世の中には「受験スキル」

を教える人ばかり。しかも、本質的

ではないもの。


ただ、そういう人も残念ながら

時代の変化と共にこれからはい

なくなっていく。


大事なのは、「本質的な」力です。


それが、あればどんな変化にも対応

していくことができるでしょう。


話を戻して、


ではどうすれば基準や当たり前

レベルを上げていけるのか。


長くなったので、次回以降で紹介

していきますね。


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「不安」についての新作音声

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『不安を克服する方法』について

の新作音声を録りました。


かなり好評です。


試験が近づいてきている受験生

向け。


短い音声なので、一気に聴いて

日々の生活に取り入れてみて

ください。


:音声「不安を克服する方法」


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カリスマ現代文講師の再来

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現代文の大御所、出口汪先生と二度目

の対談を行いました。


参考書コーナーに行けば、出口先生

の参考書が山のように並んでいますよね。


今回は、「日本語」「論理」「勉強法」

「本質」「教育改革」などについて

熱く語っています。


こちらから、観てみてくださいね。


出口汪×池田潤対談


池田 潤