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Jun-Linkのブログ

日々、ん!と思う写真と思いをつらつらと

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今日は目黒区本庁舎(旧千代田生命本社ビル)で建築ガイドツアーを行いました。
目黒区美術館がガイドツアーを開始したのが2003年からですので今年で10年以上も続けています。私は去年から参加したのでまだガイド初心者です。村野建築は本当に調べれば調べるほどいろいろと新発見があって勉強になります。今年の新発見は和室はぎの間の床柱の形状が上に行くほどすぼまっているということがわかりました。この形状は大階段の手摺子の形状と同じ。こだわりぬいているディテールに頭が下がります。


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通勤途中、緑豊かな巨大な敷地の中でおじさんたちが何やら風船に群がっていました。あまりにも鮮やかな黄色で、しかも良い天気でしたので、おじさんたちの談合が微笑ましく見えてパチリ。でも、これこの豊かな自然が残っているところを再開発、巨大な分譲マンションが建つ予定で、販売のための空中撮影用のバルーンをセッティングしているところだと思われます。今日はおじさんたちのあたふたぶりにぷっと笑ってしまいましたが、今後ここを通るたびに樹木がなぎ倒されていく様を見ざるおえないんでしょうね。寂しいです。


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村野藤吾設計1966年竣工、旧千代田生命本社ビル(現目黒区本庁舎)のファサード見上げです。アルミの鋳物「アルキャスト」でできています。アルミの外装なのですがなんとなく全体がかっちりではなく、もこっとしているのは、鋳物の型を木で原寸大の骨組みをつくり、油粘土で形をつけ石膏で型を取り、その型には表面がつるつるしすぎないようにおが屑やプラスチックを混ぜて練りつけたとのこと。これだけ大々的に建物にアルキャストが使われたのは世界初だそうです。
最近村野藤吾の作品を調べれば調べるほど全体からディテールまで宿る村野藤吾の世界感を感じ、心に沁みてきます。ものすごいディテールなのにそれを見てもどうだすごいだろう、という主張じゃないんです。。。全体を良くするための必然からくるディテール。うーむ。


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井上靖が村野藤吾に会った時に村野さんが身に着けておられる物は何であろうかと思われ、ふとした拍子に「きれい寂び」という言葉で言い現されているものに違いないと思ったということを村野藤吾和風建築集という作品集の序文に書かれています。
写真は京都の大徳寺、おそらく遠州作ではないかと言われている延段です。
「わびさび」もなかなか人に説明することも難しいのに「きれい寂び」を説明することなんてできないですが、井上靖の村野藤吾の身につけているものが「きれい寂び」なのではないかという解釈に納得、小堀遠州、村野藤吾の両作品から受けとれる共通の何かは見いだせる気がします。


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床柱のさまざまな種類。
ほんっとにいろいろあるものです。