『パーソナリティ障害(人格障害)のことがよくわかる本 』 メモ
p76 健全な自己愛とは?
■自己愛とは思われて育つもの
自己愛とはどんなものか、こんな会話を例に考えてみましょう。
小さな子どもとお母さんが話しているところを想像してください。
「○○ちゃん、自分のこと好き?」
「うん、大好き」
「どうして?」
「だって、お母さんが私のこと好きだから。
だから、私もお母さんのことが大好きなの」
ほほえましい子どもの言葉ですが、じつは、
「愛されているから自分が好き」という感覚こそが、
正常な自己愛にほかなりません。
そして、正常な自己愛があるから、
「愛してくれるからあなたが好き」と思えるのです。
■自分への愛情が他人への愛になる
子どもは、親から無条件に受け入れられ、愛されていると感じて、
「自分はここに存在していていいのだ」と自分自身の存在意義を
もてます。
そして、十分に愛されたから、自分への愛を脱却して他人を
愛せるのです。
また、自己愛は自分を支える自信にもなります。つまづいたとき、
失敗したときに、自分をなかから支え、次に挑戦する気持ちへと
心を柔軟に保つのです。