たったの1か月も
しないうちに
戻ってきて
たかだか1時間かそこら
ゆっくりしただけの

今回唯一の沖縄の海は
お天気も
暑さも風も
作者の気持ちも
こないだ来たときと
全然違う海だったのです
ライブと遠征の合間の
何んのご予定もなかった
先月初めの数日間を
お母さんと過ごすため
那覇へ旅立って
新千歳からやってくるお母さんと合流
した
最初の夜
昔むかしにはお父さんの
部下だった
おぐらさんというお母さんのお友達と
ご一緒したのは

1か月後に来ることが決まってる
ライブハウスの
すぐお近くの
80歳のママが経営するバー
普通の居酒屋さんで出るのとは全然
違う沖縄の伝統料理を
ごちそうになって
翌日には
おぐらさんのご案内で

観光地を巡り
そこに並んでと
おぐらさんが言うので
普段なら絶対に撮らない景勝地をバックの
ツーショットをお母さんと一緒に
撮ってもらう
そこから辺野古とか
回ってみたりして
おぐらさんのおすすめの
山の中の沖縄そば屋さんに
連れてって
もらったりして
ホテルに戻ったのが
午後5時
うちのお母さんは若い
ものすごく若い
100人にお母さんの歳教えたらおそらく100人が
「 若い! 」
って言うぐらい若い
でも
作者のお母さんなんだから
相応に年は
とっているわけで
本当は決して
若くないお母さんに
ホテルに戻ってきてすぐ
「 夕陽を見に行こうかな 」
言うのを
躊躇ったのです
「 あ 行く? 」
部屋で待ってるとは
お母さんは言わないので
結局絶対に
疲れているはずの
お母さんも
一緒に

お近くの港へ出て夕陽を見る
作者ひとりだったら
もっとずーっと
奥のほうに回って
日が落ちるまでは絶対
そこから
動かないのに
お写真撮ったあと
「 お茶でも飲む? 」
夕陽を見送る前にカフェに入る

翌日の朝は
作者がいつも来る海辺のカフェ
本当はお母さんも
作者も
観光も何もどこもかしこも
行き尽くしてるし
格別には
行ってみたい場所も
ないのだが
作者が来たかったから
来てみただけです

いつもの景色を
作者はいつも
大好きと思うけど
お母さんには特には
どうということもない
とある南部の海かも
知れなくて
前も来たから 「 またここ? 」
って思ったかもだよね
そこからの帰り道に
ほとんどいっつも
お立ち寄りするところも
お母さんにはまったく無縁の
場所で
作者はそりでも
ちょっと寄りたくて
「 すぐ帰ってくるからちょっと待っててくれる? 」
車を停めてお母さんを日蔭のベンチんとこに
待たせて目当ての
お店に入る
ものすごく急いだのと
結局何も欲しいものがないのとで
5分でお店を
出てみたら
お母さんはベンチに座りもせず
スタンドで買ったアイスを
食べながら待っていて
戻ってきた作者に
「 アイス買ってきたら? 」
300円を手渡してくりる

たったここだけ
お母さんのリクエストで
来てみたのが
昔のお家の向かいにあった公園
那覇に来るたんびに
ここを訪れては
「 まだ残ってるんだね 」
いつもどおりのことを話す
住んでたお家はもう
とっくに取り壊されてて
パーキングになっちゃったけど
そりでも
お母さんは毎回毎回
「 あぁ~ ここにあったんだよね 」
あったはずのお家の前に
しばらく佇む
朝ホテルを出たまんま
途中どこかで
沖縄そばを食べる
つもりでいたのに作者には
土地土地の美味しいお店を探す
能力がちっともなく
いつも行ってる58号線沿いの
食堂の
何んということはない
おそばを
食べてホテルに戻る
午後4時にホテルに戻る
午後4時にホテルにいるっていうことが
沖縄にいて午後4時という
時間にホテルにいるっていうことが
作者を苛立たせる
うちのお母さんは若い
ものすごく若い
100人にお母さんの歳教えたらおそらく100人が
「 若い! 」
って言うぐらい若い
でも
作者のお母さんなんだから
相応に年は
とっているわけで
本当は決して
若くないお母さんに
「 夕陽見に行きたい 」
とは言いたくないのに
午後4時にホテルにいることの
どうしようもないいらいらの方が
勝ってしまって
「 夕陽見に行ってこようかな 」

本当はお母さんは
疲れてたから来たくなかった
ホテルのお部屋でおやすみ
してたかった

作者が意地で来たのです
やっぱり
「 あ 行く? 」
決して 「 じゃ部屋でやすんでるよ 」
とは言わない疲れてるお母さんを
連れて作者がただ
来たかっただけなのだ

大好きな空港は
帰るときには
大嫌いな空港になる

バイバイ沖縄
また1か月したら
来ることが決まってる沖縄
バイバイ

那覇に着いて最初に見る景色
那覇を離れるとき最後に見る景色
大好きな到着ロビーで
大嫌いな出発ロビー

バイバイ沖縄
また1か月したら
来ることが決まってる沖縄
バイバイ

観光客みたいなおみやげを買いまくりました

おぐらさんがくださったおみやげです
毎回毎回いっつも
飽きもせず滑走路から

お父さんの昔の職場を
写メるぐらい
お父さんの職場が
大好きだったからこんな
カレーを封を開けて
食べることなど
ストックを手に入れない限りおそらくには
永遠にない
おそば食べた空港の食堂の

カップまでもらってきたっていうか持ってきた
いつもなら
まぁしないのに

機内誌まで持ち帰ってきた
出版社ご勤務当時に
よくよく携わっていた作家さんのエッセーが
載っていて
熱心に
読んでいたところ
その作家さんが
旅の途中で立ち寄った温泉地
で出会う
とある青年のお話になる
青年は
サウナで初めて出会ったときは
大変に気さくな
好青年だったのに
あとで食堂に行ってみると
聞こえてきた話の
内容から察するに母親と一緒で
その母親に対して大変に
ぶっきらぼうでろくすっぽ会話にも
返事をしないのだが
旅行に連れて
きているぐらいだし
サウナでその人柄もわかっていたから
そのような態度を見ていてすら
青年のことを憎めなかった
というのがその
エッセーの内容です
この青年はどうしてお母さんに
ぶっきらぼうな態度を
とっていたんだろう
青年と同んなじ態度を
お母さんにとってしまうご自分の気持ちが
ご自分でまったく
説明できないから青年の
気持ちを知りたかったのです
沖縄から帰ってきたその夜にご実家で
弟の庸ちゃんも一緒に
お食事をするとき
お母さんは庸ちゃんには
作者といるときの何倍も何倍も
饒舌になる
そりは庸ちゃんがちゃんと会話を
してあげているからで
作者がろくすっぽ
話さないのを知ってるから
お母さんも
作者に対しては言葉少なになる
わかっててそりが
かわいそうと思うのに
ご自分の無愛想さを
どうにも直すことができない
作者は
沖縄が大好きで
そりはそりは狂おしいほどに
大好きで
こんなに愛している沖縄に
お母さんも一緒に連れて来たくて
実際に一緒に来たのに
ちっとも満喫感を感じてなくて
しかもお母さんに
ちゃんとやさしくしてあげてなくて
こりをおまえは
親孝行だとか勘違い
するなよと
心の中で言った作者は今度は
バンドでご滞在の旅先から
「 今度そっち帰ったら温泉でも行く? 」
お母さんに提案するのである
しないうちに
戻ってきて
たかだか1時間かそこら
ゆっくりしただけの

今回唯一の沖縄の海は
お天気も
暑さも風も
作者の気持ちも
こないだ来たときと
全然違う海だったのです
ライブと遠征の合間の
何んのご予定もなかった
先月初めの数日間を
お母さんと過ごすため
那覇へ旅立って
新千歳からやってくるお母さんと合流
した
最初の夜
昔むかしにはお父さんの
部下だった
おぐらさんというお母さんのお友達と
ご一緒したのは

1か月後に来ることが決まってる
ライブハウスの
すぐお近くの
80歳のママが経営するバー
普通の居酒屋さんで出るのとは全然
違う沖縄の伝統料理を
ごちそうになって
翌日には
おぐらさんのご案内で

観光地を巡り
そこに並んでと
おぐらさんが言うので
普段なら絶対に撮らない景勝地をバックの
ツーショットをお母さんと一緒に
撮ってもらう
そこから辺野古とか
回ってみたりして
おぐらさんのおすすめの
山の中の沖縄そば屋さんに
連れてって
もらったりして
ホテルに戻ったのが
午後5時
うちのお母さんは若い
ものすごく若い
100人にお母さんの歳教えたらおそらく100人が
「 若い! 」
って言うぐらい若い
でも
作者のお母さんなんだから
相応に年は
とっているわけで
本当は決して
若くないお母さんに
ホテルに戻ってきてすぐ
「 夕陽を見に行こうかな 」
言うのを
躊躇ったのです
「 あ 行く? 」
部屋で待ってるとは
お母さんは言わないので
結局絶対に
疲れているはずの
お母さんも
一緒に

お近くの港へ出て夕陽を見る
作者ひとりだったら
もっとずーっと
奥のほうに回って
日が落ちるまでは絶対
そこから
動かないのに
お写真撮ったあと
「 お茶でも飲む? 」
夕陽を見送る前にカフェに入る

翌日の朝は
作者がいつも来る海辺のカフェ
本当はお母さんも
作者も
観光も何もどこもかしこも
行き尽くしてるし
格別には
行ってみたい場所も
ないのだが
作者が来たかったから
来てみただけです

いつもの景色を
作者はいつも
大好きと思うけど
お母さんには特には
どうということもない
とある南部の海かも
知れなくて
前も来たから 「 またここ? 」
って思ったかもだよね
そこからの帰り道に
ほとんどいっつも
お立ち寄りするところも
お母さんにはまったく無縁の
場所で
作者はそりでも
ちょっと寄りたくて
「 すぐ帰ってくるからちょっと待っててくれる? 」
車を停めてお母さんを日蔭のベンチんとこに
待たせて目当ての
お店に入る
ものすごく急いだのと
結局何も欲しいものがないのとで
5分でお店を
出てみたら
お母さんはベンチに座りもせず
スタンドで買ったアイスを
食べながら待っていて
戻ってきた作者に
「 アイス買ってきたら? 」
300円を手渡してくりる

たったここだけ
お母さんのリクエストで
来てみたのが
昔のお家の向かいにあった公園
那覇に来るたんびに
ここを訪れては
「 まだ残ってるんだね 」
いつもどおりのことを話す
住んでたお家はもう
とっくに取り壊されてて
パーキングになっちゃったけど
そりでも
お母さんは毎回毎回
「 あぁ~ ここにあったんだよね 」
あったはずのお家の前に
しばらく佇む
朝ホテルを出たまんま
途中どこかで
沖縄そばを食べる
つもりでいたのに作者には
土地土地の美味しいお店を探す
能力がちっともなく
いつも行ってる58号線沿いの
食堂の
何んということはない
おそばを
食べてホテルに戻る
午後4時にホテルに戻る
午後4時にホテルにいるっていうことが
沖縄にいて午後4時という
時間にホテルにいるっていうことが
作者を苛立たせる
うちのお母さんは若い
ものすごく若い
100人にお母さんの歳教えたらおそらく100人が
「 若い! 」
って言うぐらい若い
でも
作者のお母さんなんだから
相応に年は
とっているわけで
本当は決して
若くないお母さんに
「 夕陽見に行きたい 」
とは言いたくないのに
午後4時にホテルにいることの
どうしようもないいらいらの方が
勝ってしまって
「 夕陽見に行ってこようかな 」

本当はお母さんは
疲れてたから来たくなかった
ホテルのお部屋でおやすみ
してたかった

作者が意地で来たのです
やっぱり
「 あ 行く? 」
決して 「 じゃ部屋でやすんでるよ 」
とは言わない疲れてるお母さんを
連れて作者がただ
来たかっただけなのだ

大好きな空港は
帰るときには
大嫌いな空港になる

バイバイ沖縄
また1か月したら
来ることが決まってる沖縄
バイバイ

那覇に着いて最初に見る景色
那覇を離れるとき最後に見る景色
大好きな到着ロビーで
大嫌いな出発ロビー

バイバイ沖縄
また1か月したら
来ることが決まってる沖縄
バイバイ

観光客みたいなおみやげを買いまくりました

おぐらさんがくださったおみやげです
毎回毎回いっつも
飽きもせず滑走路から

お父さんの昔の職場を
写メるぐらい
お父さんの職場が
大好きだったからこんな
カレーを封を開けて
食べることなど
ストックを手に入れない限りおそらくには
永遠にない
おそば食べた空港の食堂の

カップまでもらってきたっていうか持ってきた
いつもなら
まぁしないのに

機内誌まで持ち帰ってきた
出版社ご勤務当時に
よくよく携わっていた作家さんのエッセーが
載っていて
熱心に
読んでいたところ
その作家さんが
旅の途中で立ち寄った温泉地
で出会う
とある青年のお話になる
青年は
サウナで初めて出会ったときは
大変に気さくな
好青年だったのに
あとで食堂に行ってみると
聞こえてきた話の
内容から察するに母親と一緒で
その母親に対して大変に
ぶっきらぼうでろくすっぽ会話にも
返事をしないのだが
旅行に連れて
きているぐらいだし
サウナでその人柄もわかっていたから
そのような態度を見ていてすら
青年のことを憎めなかった
というのがその
エッセーの内容です
この青年はどうしてお母さんに
ぶっきらぼうな態度を
とっていたんだろう
青年と同んなじ態度を
お母さんにとってしまうご自分の気持ちが
ご自分でまったく
説明できないから青年の
気持ちを知りたかったのです
沖縄から帰ってきたその夜にご実家で
弟の庸ちゃんも一緒に
お食事をするとき
お母さんは庸ちゃんには
作者といるときの何倍も何倍も
饒舌になる
そりは庸ちゃんがちゃんと会話を
してあげているからで
作者がろくすっぽ
話さないのを知ってるから
お母さんも
作者に対しては言葉少なになる
わかっててそりが
かわいそうと思うのに
ご自分の無愛想さを
どうにも直すことができない
作者は
沖縄が大好きで
そりはそりは狂おしいほどに
大好きで
こんなに愛している沖縄に
お母さんも一緒に連れて来たくて
実際に一緒に来たのに
ちっとも満喫感を感じてなくて
しかもお母さんに
ちゃんとやさしくしてあげてなくて
こりをおまえは
親孝行だとか勘違い
するなよと
心の中で言った作者は今度は
バンドでご滞在の旅先から
「 今度そっち帰ったら温泉でも行く? 」
お母さんに提案するのである