『山野BBコンテスト1日目終了。』

　山野1日目終了。

　まだもう1日あるので、内容については言及しないですが、書いても構わないことを2点ほど。

　今日は、ゲストバンドだった＜金沢ジュニアJAZZオーケストラ JAZZ-21＞の講評を担当しました。これは、金沢市の小中学生を集めた地域ビッグバンドです。

　グレン・ミラーあたりを可愛らしく演奏してくれるのかと思ったら、全然違いました。ドイツの作編曲家Chris Waldenの難しい組曲を本格的な解釈と技術で聴かせてくれました。数人いたソリストも本格的で、たとえばピアニストはまだ中三だそうですが、三拍子のバラードの、哀愁漂う繊細なムードまでしっかり表現していました。大人顔負けとしか言いようがない。

　もうひとつはMCについて。今日曲間にMCを入れていたのは、阪大、甲南大、立命館、九州大学など＜日本のWest Coast＞側の大学が多かったです。

　関東の大学は、コンテストとなれば、30秒でも惜しんで、自分たちの音楽を聴かせようとするものですが、彼らは、その時間を削ってでも、＜MCで曲とメンバーを紹介、ついでにウケを狙う＞のですね。

　今日、甲南大学は、ギターの女性が、車掌帽をかぶって、＜こちら神戸から王子まで参ります・・・＞と＜電車の車掌風＞MCで曲紹介をしたのですが、これがとても可愛くて面白くて大受け。

　次の立命館大学も、ギターの男性がMCを担当されたのですが、彼の方は、至って生真面目で普通のMCでした。彼は最後の曲の前に、＜なんかサムくなって、冷房車となってきましたが、次で最後の曲です・・・＞と言っていましたが。

　彼は、自分の前の大学が車掌風のMCを仕込んできていたことなど、直前まで知らなかったはず。それなのに、咄嗟の判断で、こういう気の利いたことが言えるというのは、関西の方々は普段から、トークのアドリブ力も磨いているのでしょうね。

　これは山野のたびにいつも言っていることですが、わたしが現役、阪大が初めて山野に出てきた時のことです。TUTTI最高潮の時に、全員の金管楽器から万国旗が出てきたのです。自分たちが目を三角にして、譜面をさらっている時に、彼らは客席に受けるために、こんな仕掛けを作っていたんだ。。。。その余裕というか、サービス精神というか、ウケ狙い精神というか、関西マインドにびっくりしたことを今でも覚えています。

　明日の演奏も楽しみにしています。

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　次回の守屋純子オーケストラ公演は9/7＠六本木Satin Dollです。学生価格・配信チケットもあります。

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