クリスマスは無事に終わりました。
お正月は近づくばかりですが、
トスカーナ地方の一軒家には街の騒音は届きません。
お正月用のリースを作りたいと思いながら
まだ、材料も揃えていません。
うーーーん、困ったものです!
松はある!、
竹はどこにあるかな~。
梅はお花の咲いたものなんて見つかるはずもない・・・
そうこうしている内にお正月に追い越されてしまいそうです。
昨日は我が日本語レッスンの学生パトリツィアに
お茶を彼女の自宅でと誘いを受けていて
夫の運転で訪問してきました。
ピサで会計事務所を開いているだんな様マルコさんに
一人娘さんのジューリアちゃん、
紹介をされ、サロンで私の夫も加えて皆で2時間余りおしゃべりしました。
ジューリアちゃんはかつて、私の息子たちの通った高校と
同じ学校に通っています。
ギリシャ語やラテン語を教える
Liceo classicoといい、文科系の高校です。
なかなかの勉強家のようで
成績も良いようです。
私の息子たちはそれほどの成績は取っていませんでした。
私は落第をさせられずに(イタリアでは落第がよくあるのです!)
卒業してくれればそれで上出来くらいにしか
考えていなかったので、息子たちは親からのプレッションは
なかったのではと思います。
無事に卒業はしましたが、
やはりこの学校の特徴であるギリシャ語やラテン語を
真面目に学ばなかったので、もったいなかったですよね。
機会は与えられたのに
楽しい時間をパトリツィアの家族と過ごしました。
主に子供たちの話、そして、日本の話、
彼女の出版した詩集の話。
夫は前の日に感想を聞かれるかもと
一生懸命に読んでいました。
私も正直に感想を述べました。
彼女は生後4ヶ月で養女になったそうで、
詩集には
生みの母に対する溢れる思いが
綴られているのです。
きっと辛いこともたくさんあったのですね。
でも、会えない実の母へのイメージは
とても美しい姿となって彼女と重なり合い
現在の彼女を作っているように思えます。
パトリツィアは
とても美しい魅力的な女性なのです。
そして、ジューリアちゃんにとって
理想的なお母さんになっていると思います。
彼女は空手を現在学んでいるのですが、
そのこともあって、次回は沖縄に必ず行きたいそうです。
母の形見で実家から持ち帰った
沖縄産の花瓶をプレゼントしました。
花瓶は本当に愛してくれる人の手に渡りました。
よかった。
この年末のヴァカンスでは
家族で過ごす時間が多く与えられて
感謝です。
長男は彼女の実家で過ごすフィアンセと待ち合わせをして
昼食後は彼女と過ごしますが、
朝食、昼食はいつも我々と共にします。
何が彼を喜ばせているかといえば、
自家製の納豆(次男作)
自家製のモヤシ(次男作)
自家製のピクルス(Junbei作)
自家製の小アーティチョク・瓶詰めオリーブオイル漬け(次男作)
自家製のナス・瓶詰めオリーブオイル漬け(Junbei作)
野草や隼人瓜入りのお味噌汁(Junbei作)
朝食に自家製パンにイチジクジャム(Junbei作)
遠く離れて暮らす息子の美味しそうに食事をする姿に
目を細めてしまう母です。