今朝寒いなーと思ったら、1度でした。本格的な冬へ突入、我が家の畑の隼人瓜、大丈夫でしょうか?凍ってしまったら大変!今年はトゲのないものの方がよく育って、料理し易いです。皮のまま使えますから。隼人瓜を入れると、お味噌汁の味がグーンと上がります。本当にお野菜さまさまの我が家です。今年最後の夏野菜〈ピーマン、ナス)はほんの少しですが冷蔵庫の中、赤くなりきらずにいるトマトもほんの少しテーブルの上、そろそろ、保存食が活躍し始めます。キュウリのピクルスはライスサラダに混ぜて、毎日頂いてます。りんごジャムはまだ作っています。既に何年分か出来たようです。ナスの瓶詰めもこれからそろそろ開け始めます。先日の大唐笠茸の乾燥したものはクリスマスの夕食にみんなが揃った時にソースに使う予定です。

 

何かを貯蔵しているって、満足感がありますね。これは人間だけではなくて、動物鳥一般的に持っている本能なのかもしれません。オリーブの実を収穫しながら、時々リスが隠したであろう胡桃とかを見つけます。昔飼っていたサブローはパンは必ず、隠していました。忘れてしまうくせに・・・。鳥の巣にもいろんなものが隠されていたりしますよね。鳥の例はきらきら光るものだったりするので、食べ物とは関係ないかもですが。

 
 
 
実家から連れ帰った紅葉の色がとても紅く、異色を放っています。5年前に種から芽を出したものを、持ち帰り、植木鉢を何度か替えながら、土に植えたものです。根を張ってきた様です。嬉しいです。
 
先日、ピサへ買い物があって出かけましたが、雨上がりだったこともあって、空気が清んでいて、街中がとてもきれいでした。ピサの街を愛する人は多いです。フィレンツェよりも好きだという人達もたくさんいます。学生の街と言っても良いかも知れません。ピサ大を出た多くの若者がピサに残りたいと思っているようですが、不況はそれを許しません。ナポレオンがパリと共にピサに創設した「ノルマーレ」大学(ピサ大学に組み込まれている)もあります。
 
 
アルノ川です。
 
 
最近、お直しをすることが多くて、楽しい気持ちと面倒くさい気持ちが交差する中、頑張っていました。出来上がるとお直しにも達成感があります。お裁縫が出来て良かった。イタリアは小学校や中学校では全く教えなくなっていますが、日本でもそうなのでしょうか。現在の価値観では「自分で作る。お直しをする。」という意欲は削り落とされそうです。古くなったものは捨てて、新しく買いなおす精神が広がりすぎています。我々は既に方向付けされていますから。
 
先日、夫が朝市で見つけた2枚のセーター(まだ十分使えるお古)が1枚1ユーロだったと自慢げでしたが、品物も良くて驚きました。私がピサの手芸品のお店で買ってきたお直し用の糸は1本3ユーロ、2本6ユーロ、何だか変!!
 
でも、なんでも、すぐにお金に換えることは良くないとふと気付いたのですよ。何かを手を使って作ることやその時に費やす時間をお金に換えると馬鹿馬鹿しくなったりします。でも自分の手や足を使って何かを作ることはできあいのものを手に入れるのとは全く異なる価値があります。それに費やす時間にもにより質があるような気がします。老眼の目が疲れなければもっと楽しいでしょうが、こればかりはですね。何もかも自然の摂理なので、受け入れるよりありません。また年齢によって見えるものが異なってくるのも新しい発見につながってワクワク感もあります。マイナスと同じくらいプラス面もある加齢(華麗・笑)なんです。