イタリア中が暴風雨に見舞われている今日この頃です。

 

我が家のご近所の改築は少しずつ進んでいますが、

施主のパオロ氏は

自然を無視する傾向があるようで、

元あった小作人用の家を取り壊し

位置を少しずらし、新築をしているわけですが、

 

 

彼の所有地になったとはいえ、

ブルドーザーを使って、

家の周り、家の前を走る田舎道、

かなり土を動かしています。

 

前あった道(村人や我々の使っている)を

これも家から遠ざけて、道の位置を変えようと

市に許可を申請していましたが、

受け入れられなかったようです。

道の地下には水道管が通っています。

とはいえ、道は既にかなり

(ブルドーザーによって)手が加わり、

この雨で大変な状態になってしまいました。

 

大量の土を元あった道の上に被せたのはいいのですが、

脇に水路を作っていなかったため

今回の雨で自然に溝が出来、

しかも土もずずずっと下りてきています。

 

実は雨予報の前に、夫は上り坂道の始まる所に

堰のようなものを作り、土を盛り上げて、

水の流れる方向付けをするために

道を横切る溝を作りました。

水は脇の広大な急斜面の

草原に流れ出すようにしました。

 

更に道は我が家に続いているわけですが、

我が家に近いところには

布の袋に砂を詰めて、重ねました。

現在、もちろん車は通れません。

 

上の作業をしていなければ

どうなっていたか分かりません。

現在のところ、たいした被害ではありません。

しかし、これから更に大雨が降ると、どうなるか・・・。

それにイタリアは秋から冬に掛けては

雨が降るのが普通です。

 

やはり、自然には敬意を払って、

そこの地形はなるだけ手を加えず、

変える場合は

元から住んでいる人たち、

村人たちに助言を請うのは

面倒なことかもしれませんが、

安全の面では良策に思えます。

何よりも、大昔から存在する田舎道を

大きく自分の都合に合わせて、

変えるなどというのは考え物です。

 

そもそも、植物、自然に対して、尊敬の念は

自然に湧いて来るのが当然に思えるのですが。

 

 

さて、話題を変えて

我が家、まだ、自家のトマトが頂けています。

我が家の不思議形のトマトをご紹介しますね。

はいっ!

 

 

どうですか、この形、ひょうたん型です。

実は自然に生えたものを育てたもので、

皮が硬くて、カメムシもよけて通ります。

口に入れて噛むと、どうしても皮だけが

口の中に残るのですね。それほど。

しかーし、甘くて味は最高なんですよ。

 

 

普通のは下の写真のように丸かったり

少し長かったりもしますが。

 

 

写真はお天気の良い日に撮ったものです。

植物自体はもう秋で

写真でも分かるように、

既に半分枯れています。

いつも、感謝の心を忘れずに

全ての食べ物を胃の腑に収めています。