昨日の雨で少し潤った我が家あたりです。

でも風が吹いてくるとこれくらいの雨量では

あっという間になにもかも乾燥してしまいます。

そもそも、イタリアは秋、冬は湿気が高いのが普通です。

気候は四季もあるし、日本と似ているのですが、

湿度が夏と冬と反対です。

雨量は日本の半分ですが。

 

もうすぐ枯れてしまうでしょうね~

でも今日は気温も低くなかったので

雨に一息ついているような、

瑞々しい姿を見せてくれました。

 

セイヨウサンザシ(Bianco spino)の赤い実が眩しいです。

 

この木はお隣の

ボチェッリフォンデーションの所有地のものです。

オリーブの実の色がだんだん黒くなってるぅ

今年の収穫は早くなりそうです。

我が家も。

 

最近「イタリアの政治」に興味があって、

朝、ウェブですが、新聞を読むのが楽しみです。

半分も分かっていないかもなんですが、

近年のイタリアの不況を挽回して欲しくて、

真剣になってきたのです。

私の影響は全くナシ、ゼロですが・・・。

 

息子たちが大学を出て、これからと言う時に

本人たちばかりではなく、

彼らの友人一般、仕事を見つけられなかったり、

目に見えるほどの貧困化が押し寄せてきているのを

肌で感じて、

我々の若かった時代の経済状況とは

異なる現在に驚き、品のない言い方ですが、

お尻に火がついたのですね。

(私についても仕様がありませんが・・・)

 

これまで左翼と名乗っていた政治家たちが

4月の選挙で惨敗、退陣して

少し変化も見えてきてはいるようです。

一度椅子を得られたら、一生安泰と信じて、

胡坐をかいていた政治家たち、

サヨウナラです。

まだ、国民の苦しみが分かっていない!

自分たちさえ困らなければ、

何も身に染みないのですね。

 

政治は古い家の修復と同じみたいです。

ぼろぼろ、ぼくぼくになっている部分を削り落として、

すっかり清くして、それから、

始めないことには修復はありえません。

土台から、綺麗にして欲しいです。

レンガをはいで風が通るようにすれば、

きっと健康な国にまたなれると信じます。

楽観的であったほうが、いいですよね。

 

イタリアの底力、センス、美的感覚、

これはなくなったわけではありませんからね。

なくなりかけてはいますが、

まだ、あります。

クオリティーが分かる人たちがまだいます。

イタリア人は世界中で、

全ての分野で活躍しています。

外に出て行かなければない状況を変えて、

国の中に優秀な人を呼び戻して

建て直して欲しいです。

 

 

イタリアがこれまでのヨーロッパ連合の決めた

数々の決まりを見直し、その法則に

従わない方針を示したところ、

ヨーロッパ連合の圧力がすごいです。

 

イタリアはヨーロッパをひとつのものにして

大きな力、中国、ロシア、アメリカに対しようという

考えの発起国でもあるのです。

ヨーロッパ連合の方向も次第に変わってきました。

さてこちらの方も注目せざるを得ません。

 

西洋の政治には何らかの形で東洋思想が

必要な時代になって来たのかもしれませんね。

こちら、全般的に行き詰まりの感じを受けています。