昨日、ピサの歯科医まで電車を使って行ってきました。私の予想に反して、特にどんな治療もしなくても良いという結果で、「バンザーイ!」でした。前回の診療の直ぐ後、インフルエンザに掛かってしまい、歯茎の腫れの治療で、指示されていた抗生物質は、(風邪のウィールスには効力を発しないし・・反対にインフルエンザに対する自己防衛力を落とすかも知れないと)採らず仕舞いでした。

 

ちなみに、薬を服用したことはこの30年以上もないのですよ。ただ、ホメオパシーのリメディーは日本語で書かれた参考書を持っていて、それに従って、自分勝手に服用しています。毒にはならないということを信じてですね。西洋医学は必要だと思いますが、なるだけ薬は服用せずに済めばそれに越したことはないと、風邪を引いても頑張って自分で治すタイプです。更に年を取って、肺炎や気管支炎とかに掛かりやすくなったら、こうはいかないかもしれませんが・・・。それに、外科関係は絶対に必要です。手首の骨を折ってしまった時にも救急でしたが、お世話になりました。

 

今回、歯茎の腫れの問題が発生した原因と思われる、少し隙間のある歯間を磨く「小さなブラシ」を下さって、もう一度レントゲン写真をよく診られて、「腫れは引いているので薬は採らなくてもいいわよ!」、はー、幸運でした。こんなこともあるんですね。ルンルン。私はまた、原因は歯の方にあるのだと想像をしていたのです。大丈夫でした。年齢を重ねて行くと、避けられない歯の治療・・・少々心が重くなりますが、何にでも耐久年齢というものもあります。仕方ありません。

 

トーストした自家製のパンに自家製のオリーブを塩漬けしたものを擦りつけて、オリーガノを振りかけて、見た目はあまり・・・なんですが、おやつにしました。少し苦みが残っていて、これがいけました!こんなものもカリカリバリバリと音を立てて頂けるのも、歯科医が適切な治療をして下さったおかげなんですね。感謝しなければなりません。

 

 

そんなわけで、娘とピサの街中、ウィンドウショッピングできました。まだ、我々二人とも彼女の「大学卒業」の喜びに浸っていて、顔を見合わせてはニコニコしているんですよ。やっと、自由を満喫している彼女、そして、実は私もなんです。ピアノも大学も決めたのは本人とは言え、精神的に可なり後押ししてきました。プレッションになっていたのではと思います。私も自由を感じています。年は取ってしまいましたが、何かできるかな~とか、時々考えます。

 

ピサの「イタリア通り」はとても人が多くて驚きました。あまり人を見ない日々を送っているので、街に出ると、オドオドなんですね。自分の引きこもり生活を反省して、少々、「これではいけない」と感じた日でした。色んな年齢の特に女性が皆さん美しく見えました。春だからかも・・・やはり、皆さん、お化粧が上手で、綺麗だな~と思いました。イタリアはかなり身なりや美容に気を付けます。美術を産み出してきた国柄だから?美的センスは庶民的レヴェルでは女性のオシャレになるのかもです。この点日本も似ているかも知れません。髪も白髪のままという女性はあまりいません。フランスは白髪、グレイ、多いように見かけますが、イタリア女性はほぼ皆さん染めます。私は、驚くほどの白髪ですが、(まだ?)これでいいかな~と思っています。だんだん年齢相応になってきました。しわが増えてきたので、正しく「おばあちゃん」なのですが、まあ、いいでしょう。日本へ帰っても、お化粧は全くしないし、「どうして染めないの?!」っと言われるのですが・・・。ある意味頑固なんですね。

 

イタリアではサンブーコと呼ばれますが、ニワトコの花が美しいです。この花の天ぷらも試しましたが、我が家ではアカシアの花の方が好みでした。サンブーコ・シロップジュースなども友人は作ります。

 

ソッラと呼ばれる土を豊かにしてくれるマメ科の花が現在どこでも沢山咲いています。動物の資料としても利用されます。

 

アザミの花も。写真にはあまりよく撮れてませんが。野の花、気持ちを引き上げてくれます。楽しい!