福岡の叔母 | junko clarinetクラリネット吹き加藤純子のぺージ

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今回の九州旅行の大きな目的の一つ

叔母に会ってきました

私が生まれたばかりから

多分3歳くらいまで

一緒に暮らしていました

母は仕事が忙しく

私のお世話を叔母は沢山やってくれたそうです

子供の頃も行き来はありました

叔母は母の妹で子供達は私のいとこに当たります

叔母とも従兄弟達とも仲良くしていましたが

子供の頃の私は

叔母を凄く奔放で

ちょっと変わった面白いおばちゃん

くらいに思っていました

本当に叔母の魅力に気付いたのは

私が50歳過ぎてからです

叔母はお好み焼き屋さんをやっていて

お店は常連さん達が入れ替わり立ち替わりにやって来ました

一日一度は叔母の顔を見ないと落ち着かないという感じでした

福岡の人あるあるで

一見突き放したような話し方をしますが

物凄く暖かい人です

辛い事があった時に

励ましてもらいたくなるんですね

「頑張らな、つまらんよ」

と、言ってもらいたくなるんです

大酒飲みで

カラオケ大好き

酔っぱらうとキス魔になる叔母を

母は私の前では

ちょっと眉をひそめて見るようなところがあり

私も子供の頃は

叔母の生き方はあまり良くないのかもしれないと思った事もありました

でも

大人になって

私も大酒飲みになって(中酒飲みくらいかな?)

どんどん叔母の魅力にひかれていきました

血の繋がった親戚だから

小さい頃お世話になったから会いにいくのではなくて

叔母の事が大好きで

話しをしたいから

「頑張らな、つまらんよ」

と、言ってもらいたくて

行きます


母から聞いた叔母のエピソードはいろいろあります

私の髪をハタキのヒラヒラで結んでいるのを母が見つけて、涙が出たとか

タクシーに乗ると運転手さんとすぐ仲良くなってお付き合いしてしまうとか

叔母が結婚する時

振られた男子が大声で振られソングを歌いながら練り歩いたとか

まだまだ武勇伝がありますよ


今回、最後に

「また来るね」

と、私が言ったら

「生きとるうちに来な、つまらんよ」

と、言われました

叔母ちゃんも

また私が行くまで頑張らな、つまらんよ



あんな風に人を励ます事が出来る人になりたいなー

ハードル高いけど