7月のくさい風に抱かれて | 矢野絢子オフィシャルブログ「矢野絢子の生態系観察所(仮)」Powered by アメブロ

7月のくさい風に抱かれて

果てしなく長く感じた6月がやっと終わって、暦は7月。

 

さすが高知。はやくも滴る汗の洪水。

 

私の住処はすっごく風通しのいいところにあるので、

 

家じゅうの窓を開け放つと花瓶が倒れて割れちゃうくらい風が通ります。

 

首に手ぬぐいをかけ、今年はなるべくクーラーを付けずに過ごすぞ!

 

と決めた7月1日。

 

窓を開けたとたん強烈な悪臭が。

 

最初どこかで何かが腐ってるのかと思い、またはどこかで猫の粗相をくっつけてきたのかと

 

持ち物や王様、家じゅうをクンクンしたがにおいのもとはない。

 

悪臭はどうやら隣のビニールハウスからのようである。

 

消毒をしているのか、はたまた何かの肥料なのか。

 

とにかく鼻が曲がるほどの悪臭が、初夏の強烈な風に乗って家じゅうを回っている。

 

 

そら、農家さんだって暮らしがかかっているお仕事です。

 

おいしい何かを作り上げるために、

 

それが我々の食卓に運ばれるために、この悪臭はあるのです。

 

しかしつらい!!!つらいよくさいよ!

 

それに加えて狂った空模様。

 

豪雨の3分後に、暑い日差し、その3分後にじっとりした曇り空。

 

気が触れた女の人のようなお天気が続いています。

 

こっちも気が触れそうです。

 

そこで発揮する私のポジティ部部長としての明るく前向きな心スイッチ。

 

まず思いだしたのがマイベストブック「夜と霧」にかかれていた一説。

 

アウシュビッツに収容された心理学者がそこでの人々を心理学してゆくという名著「夜と霧」。

 

著者であり、自身収容されていた心理学者、V.Eフランクルは言った。

 

 

「人間とは、どんな環境にも適応する」

 

と。

 

私は決して肥溜めで寝起きさせられているわけではないのだ。

 

肥溜めの隣で寝起きしているだけなのだから。

 

あと、嗅覚が一番適応能力が高いというのもどこかで聞いたことがある。

 

以上の情報を参考にして、今日もポジティブに窓を開け放ち、

 

くさい風に抱かれて今日もベランダで優雅にブランチ。

 

隣のハウスの皆さん、どうかお仕事頑張ってくださいませ。

 

そして一刻も早く、この作業が終わりますよう、草葉の陰から見守らせていただきます。

 

 

ところでこんな暮らしですが、いつでもエアコンを許す部屋がひとつだけあります。

 

それは練習するピアノ部屋。

 

さすがに練習時は田舎とはいえ年中窓を閉め切ります。

 

歌えば体は温まるので冬はいいんだけど、

 

6月を過ぎて窓を閉め切って歌っていると気を失いそうになります。

 

いい演奏をするためにも練習は必須。

 

ピアノをさわる時間が多いほど、曲のできる頻度も高まる。

 

ということで、ピアノ部屋だけはいつでもエアコン可。

 

なのでこの臭気が続く間は普段にもまして

 

ピアノ部屋での練習時間が多くなりそうです。

 

 

その成果は7月のライヴにてお聞かせしましょう。

 

ということでみなさん、ライヴ会場でお待ちしておりますよ。

 

今月も楽しい旅沢山です!

 

7月はいろんな方との同日出演で色鮮やかに盛り上がりそうですよ。

 

 

7月7日(土)  劇場 歌小屋の2階 ディアズ~みんなのうた~

 

 

 

『矢野絢子×足田メロウ「ウタアカリ」』

7月8日(日)  徳島寅家

7月9日(月)  高知 BAR mosaique

7月11日(水)  今治 食堂みつばち

7月12日(木)  広島ヲルガン座の3階ふらんす座

 

 

7月14日(土)  AMA FES 2018(アマフェス2018)

 

 

7月16日(月)  鳥取・伯耆町「添谷分校」 『とんちと絢子のXファイル~番外編~with月光』 

7月17日(火)  島根・安来市「Temamaco 」 『とんちと絢子のXファイル~番外編~with月光』 

 

 

 

7月18日(水)  福山POLEPOLE 『とんちと絢子のXファイル~滴る夏~』

7月19日(木)  岡山ブルー・ブルース 『とんちと絢子のXファイル~滴る夏~』

7月20日(金)  松山ワニとサイ 『とんちと矢野ギタ絢子のXファイル~滴る夏~』

7月21日(土)  高松RUFFHOUSE とんちと絢子のXファイル~滴る夏~高松公演

 

 

 

7月28日(土)  劇場 歌小屋の2階 昼 矢野ギタ絢子(3階) 夜 「ミナミカゼ」ライブ(2階)