オスの効用~前編~ | 矢野絢子オフィシャルブログ「矢野絢子の生態系観察所(仮)」Powered by アメブロ

オスの効用~前編~

最近お酢のことばかり調べたり考えたりしていた。


残念ながらオス♂ではなくて、お酢です。






きっかけは王様7歳の水虫だった。


元来水虫というものはそれこそ水で洗い流せるくらいの弱い菌らしいが、


人にうつりやすい。


長年立派な水虫持ちでおなじみの我が家のジイジ、


おそらくジイジの菌がバスマットから王様にうつったと思われる。


これも男同士の絆か、盃なのか!!!




しかし王様の小さい足指の皮がめくれ、かゆいかゆいと訴える、


それはかわいそうで、かわいそうで、なんとかしてやろうと


シルクの五本指ソックスをはかせたり、びわエキスをぬたくったりしてみたがなかなか治癒せぬ。


(我が家の方針てきに、病院にお世話になるのは最後の最後の最後の手段なのである)







そこでバアバがおもむろに持ち出してきた「家庭でできる自然療法」という本。


なにやら古めかしい昭和53年初版の東城百合子さんという方の本である。


ふむふむ、と読んでみると、


「がんこな水虫には、本物の醸造酢(合成酢はだめ)を風呂くらいの温度にしてその中に毎日15分から20分患部を1か月毎日つけるとよい。酢は3~4日同じものを使える」


とある。



昔の書物の、言い切り具合や、上から目線の命令口調がとても好きでワクワクする私は早速試してみることにした。


それが夏休みの最初なので、8月いっぱい毎日足湯をすることに!


できるのか王様。







スーパーで混ざり物のない醸造酢を購入(安い!)、


王様風呂上がりのおみ足を丁寧にふき、


それ用に購入した小さな鍋で酢を熱する。


(すごい早くあたたたまるのであたためすぎに注意)


足湯用の洗面器にあたたまった酢を入れ、20分足湯。


足湯がすんだら丁寧に拭き取り、びわエキスをぬって、終了。


これを1か月毎日!!!



やるほうも大変だが、やられるほうも大変である。


私がツアーで留守の間はバアバにお願いして


なんとか1ケ月毎日お酢の足浴を続けたところ・・・・・・





なんときれーに水虫が治ってきているではないか!!!




あきらかに皮が再生をはじめているのがよくわかる。


すごいお酢!!えらいお酢!!



王様もほんとによく頑張った!7歳のくせに毎晩足湯なんて!!


(その間トムとジェリーを心置きなくみれたわけだけど)


やたー!!


そしてああ、やっとこの作業からもうすぐ解放される、という8月末、



バアバが



「スーパーで安売りしてたの♡」




と、穀物酢を8本も買ってきた。











なんでやし。






あと2日でお酢の足浴一か月コースおわりやん、



今の分で足りちゅうやん



王様の足ほとんどなおっちゅうやん、



やっと解放されるとこやん、




なにをそんなに買い込んで・・・




安売りやきってあんた・・・





とめまいしながら受け取る。




8本も!





バアバに限らず、主婦ならば誰しも経験したことがあろうか、安売り、特売の罠。


安物買いの銭失い、ともいう。




しかし孫を思うバアバの気持ちを無駄にせず、


このあまり余ってしまったお酢をどう活用すべきか、


私のお酢研究ははじまったのである。






とここまで書いて、ヘトヘトに疲れたので、続きはまた、


後編に続く!!!