なつのおわりのひとりごとの | 矢野絢子オフィシャルブログ「矢野絢子の生態系観察所(仮)」Powered by アメブロ

なつのおわりのひとりごとの

台風は禊みたいやな。次の季節へゆくために、新しい体になるために。


強くて厳しい風雨にさらされて、夏に焼けた山や町や人が洗い清まる。


今回も無事に台風くぐりぬけました。


去年父が直してくれたので雨漏りも大丈夫。





珍しくゆったりと高知で過ごす夏の終わりは、何だかとても忙しく充実している。


玄関ポーチの苔そうじ、


庭の草むしり、花壇の枯れ木のひっこぬき、


ずっと出せてなかった、出したかったお便り、


次のライヴの準備、ピアノの練習、ギターを磨いて弦のはりかえ、


靴下の穴かがり、ちぎれたワンピースの肩紐くっつけ、


王様と手をつないでぐるぐる、ぽわぽわ、ゲラゲラ、


レコードを聴く、絵を描く、


なわとび、ラジオ体操、ヨガ、川遊び


半日おしゃべり、


それからそうじそうじそうじそうじ!!


もう掃除が大好き。ほとんど中毒。


ふき掃除、掃き掃除、床磨き、引き出し整理、洗濯、あらいもの、


旅でなかなか出来ない細かいところまで思う存分に毎日掃除ができる。


なんて幸せ。


わたしはほんまに家が好き。


家でずーっといても、やることが次から次へあって楽しい。


特に掃除がやってもやっても終わらないからありがたい。


そして家は毎日きれいで気持ちがよい。


空も毎日きれい。空気もきれい。


年々高知が好きになってゆくみたい。


まあ別に、ここが愛媛でも沖縄でも、住んでるところを好きになるんだろうな。


でも私はやはり高知で生まれて育ったから、


激しい波、激しい台風、激しい豪雨、激しい灼熱、が基礎にあるんだな。


激しいのが普通


激しいくらいでちょうどいいのである。


とひとり毎日激しく遊んでいます。


週末は歌小屋録音ライヴ&えてかって、


それが終われば9月はまた楽しい旅が待っている。


高知の夏の終わりをたっぷり浴びて、激しい雨に洗い流して、次の季節へむかう。


むきたてのゆで卵になる。




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