劇場歌小屋の2階ライヴレポ 2月「標」
★2014年2月23日(日)「標」ライヴレポ★
◎昼の部
with嶋崎史香vln
1 ブルーブルーブルー(作・中ムラサトコ)
2 天使と悪魔(2014)
3 恋と盲目
4 愛の迷路
5 真紅(2014)
6 スナック絢子(2014)
7 ピアニシモ
8 全て失っていい(作・黄啓傑)
9 愛こそ全て
10 わかれ
11 もう一度キスをしよう(2014)
12 みえない雨
標は、業の深い女の愛の歌特集。
1曲目のブルーブルーブルーは、尊敬する音楽家の中ムラサトコさんが「絢ちゃんをイメージして曲作ったから歌って!」とくれた曲。シマフミとふたりでアカペラでやりました。
ミュージカル風に踊りながら歌おうと思ったらヒールが高すぎてフラフラ酔っ払いみたいになっちゃった。
今年からの新曲((2014)と書いてあるもの)が2月は多くて、新鮮なイメージ。この私がどストレートなラブソングを高らかに歌い上げまくる日がくるなんて。途中で白目むきそうになりましたが、やはりラブソングはいいですね。むせ返るような百合の香。
絢子MCよりひとこと
「本当の快楽は他人をも幸福にする」
ねっとりとエロいヴァイオリンを弾かせたらぴか一のシマフミ君。
昼の部同日出演は白のピエ子(黒ノ七子)一人芝居「女の決闘」作太宰治。
芸術家とその妻と愛人の決闘の話。毎年観てるのだが、毎年感じることが違って面白い。今年の演出は特によかったなあ。
ワインボトルをラッパ飲みしながら叫ぶ名台詞「愚劣な男は死ぬがよい!」は何度聞いても胸がすうっとします。
◎夜の部 ソロ
1 Baby
2 あんたねぇ
3 今日の花
4 真紅
5 春よ(作・島崎智子)
6 破片
7 ヒトミノコエ(作・田部和香)
8 欠伸(作・和子)
9 もう一度キスをしよう
10 柊の胸
11 丘(作・池マサト)
12 藍
頭3曲ギター。全然弾けてないスリーフィンガーと全然弾けてないカッティングが最高に楽しかったです。
振り返ると、昼の部の歌はやたら「愛してる」という言葉が多かったんだけど、夜の部は「私をみて!!」とか「愛して!!」という言葉が多かった。強引めな女。これも好き。
МCで最近読んで面白かった女たちの名言を紹介。
◎女がお洒落をするのは、男の頭が目ほどよくないからなの
◎結婚で失うもの、大勢の男の関心。得るもの、たった一人の男の無関心。
◎すべての女は百人の男を騙すことができる。でも女は一人も騙せない。
夜の部同日出演はニセのBAND。「裸電球」。
めちゃくちゃ眩しい電球をパチパチしてお客さんを目つぶししながら熱唱。
相変わらず支離滅裂なМCがツボでした。
「男はね、女に考える暇を与えちゃいけないわ」
私には何となくわかるけど説明できません。
花子曰く、「バイバイ」と手を振って、一人になった女が考えたこと(かなしみというとわかりやすい)を、次に会ったとき男がどこまで忘れさせるか、が肝心らしい。
★ほどくコラム2★
「出すことを慈しむ」
どんな人でも日々何らかを摂取し排出して生きている。口からだけでなく目や耳や五感の全てから。
改めてこれはすごく興味深い。
最近気になる事。私、あまりに「摂取」に重きを置きすぎてないか。
何をどれだけ摂取するか、しないか。どうもこれらは自分で選んでいるようで実はそうでない事の方が多い。そしてそれによるストレスは計り知れない!
そこで私は考えた。
排出する事に重きをおけば、もっと心は自由で柔らかくなるのではないか?
今目の前のこと全てが私に影響を与えるとする、それらを浅いこの頭で一生懸命選り分ける事より、例え変なのが混じっていようが一旦は摂取し、それらをこの身がどの様に排出できるのかを面白がる。
こだわりは勿論必要だが、それは目の前のものに対してでなく、排出された己の一物を確認してから判断してもよい。
それが気に入らなければジャーっと水に流して永久にさようならだ。
次回は「しおり」ライヴ。花魁道中百花繚乱の「花嵐」と、詩人シリーズの「雨香」をやります。
同日出演は昼夜ともに井波陽子さん。
高満洋子女史や秋山羊子女史からお噂はかねがね聞いておりましたが、実際にお会いするのははじめて。
「ヨーコ」と名の付くひとにはとんでもない人が多いのですごく楽しみ。
ご来場お待ちしております★
【日 時】2014年3月29日(土)
【場 所】 劇場 歌小屋の2階
【開場/開演】 ・昼公演14:30/15:00・夜公演19:00/19:30
【料 金】 1公演\2000(D込)昼夜通し¥3000
【出 演】 ★昼公演
井波陽子・矢野絢子+嶋崎史香
★夜公演
井波陽子・矢野絢子
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【チケット予約】
※劇場歌小屋の2階ライヴのチケット予約は受け付けておりません。
全日当日券のみなので、そのままお越しください。
駐車場ご利用の方は予約が必要です。088-831-3265まで
劇場 歌小屋の2階 http://utagoya.com/
高知県高知市仲田町5-12 メッソビル2F