矢野絢子先生、いちんち講師の巻き。 | 矢野絢子オフィシャルブログ「矢野絢子の生態系観察所(仮)」Powered by アメブロ

矢野絢子先生、いちんち講師の巻き。

先日、高知の南中学高等学校にて、人生初の「教壇にたって物を教える人」ってのをやってきました。


一日講師みたいなの。


職業別ガイダンスというので、いろいろな職業の人、調理師さんとか看護しさんとかネイルアーティストさんが来て、それぞれの職業について語るというもの。


私は、なななんと「作詞家」という名札をもらっての参加。


作詞、作曲はおろか、ピアノや歌も、人に習ったこと無いわたくしが、人様に教えるなんて無茶だわと、最初はお断りしようと思ってたんだけど、依頼してくださったのは中学のときの恩師。当時と変わらない軽~いノリについつい「ま、いっか。面白そうだし、やってみっか」と引き受けたのでした。


中学3年生と高校1年生と2年生。30名くらいいたかしら。音楽室で。


心細いのでシマフミヴァイオリンを「ただ座ってるだけでいいから、一応楽器持ってきてね」とひっぱって。



最初に私なりの作詞のルールとかポイントなどを語り、黒板にチョークで文字を書こうとするが、あまりに字が子供みたいだし、書き順めちゃくちゃだし、漢字をよく知らないし、背が低くて黒板の真ん中から下にしか書けないという事態に気づき、シマフミを書記に呼び、書いてもらう。



案外楽にぺらぺらとしゃべる。「えー私が作詞に必要だと思ってること、3ついいますよー。だだだーんその1!」という感じで、だんだん楽しくなってた。ライヴのMCの延長みたいなものですね。



名簿を見ながらランダムに生徒に質問をあてつつ、待ってる間に自分で何を質問したか忘れたり、一緒に答えを考えて、私もわかんないから「やっぱそれやめよう」と質問を変えたりと、自由きままにやりました。



最終的に、生徒のみんなと、あるふたりの男女の恋の設定とかテーマを考えて、歌詞を1行ずつ書いて、1番を完成させ、それに私とシマフミで即興で一曲作るという目標まで無事たどり着きました。タイトルは「もみじの恋のガイダンス」(笑)。

この即興の歌、帰り際えらく先生方がほめてくださって、「是非完成させてください!」と言われたんだけど、ほんとに即興だし録音なんかしてないし、すでにメロディの記憶すら喪失している私。どうしようと困っていたら、デジカメの動画でとってくれていた先生がおり、その動画をもとに、続きを作る約束をいたしました。こうごきたい。



授業の終わり、挨拶をしてたら、件の先生が「絢子~1曲歌うてやー」と呑みの席みたいな発言。生徒からも「てろてろ聴きたい!」とリクエストをいただき、シマフミと一曲「てろてろ」を歌って授業を終わりました。あっという間の一時間でした。




参加してくれた生徒のみなさん、ありがとうございました。とっても楽しかったよ!今度はライヴにおいでー。約束どおりジュースおごってあげるから。合言葉は「もみじの恋のガイダンス」ですよ。