さよなら月の庭 | 矢野絢子オフィシャルブログ「矢野絢子の生態系観察所(仮)」Powered by アメブロ

さよなら月の庭

6月19日の日曜日。三重県亀山市のオーガニックレストラン「月の庭」の最後の日に行ってまいりました。


お昼すぎくらいについて、「風の市」で色んな珍しい出店を愉しんだり


座敷でタロット占いをして遊んだり、(悪魔と死神のカードが出たよ、あはは)



旧月の庭スタッフの方や、ミュージシャン、色んな人が集まっていて、


ちっとも「おわり」というカンジがしなくて、ちょっとした「同窓会」気分でお祭り気分。



3時ごろ風の市は撤収し、ライヴの準備がはじまる。夕暮れがはじまる。


雨もぱらついていたけれど、お庭でのライヴ。外でのライヴは初体験だ。


私はオープニングで一曲歌わせてもらうことになっていた。


初めてさわるヲルガンで「月と銀杏の日」を歌う。この歌を歌いに来たんだ。


なるべく沢山目に焼き付けようと、お庭を眺めながら歌った。


なるべくおっきな声で届けようと歌った。マサルがどっかで聴いてるだろなと思って歌った。


なんだか緊張したけど、子供みたいに一生懸命歌ったな。


そして本編がはじまる。


マサル大王がつないでくれたご縁、中ムラサトコさん率いるぺペロンサーカスのみなさん


バーレスクの高田さん、ジャグラーのオコタンペ君、チューバの高岡さん、パーカッションのペタシ君。


それから映像にドゥーイのふたり。ほんとに素晴らしいショーだった!


歌と音と光とパフォーマンスが完璧にひとつになって、前へ前へ表現していた。


なんだか美しくて、涙が止まらなかった。


こんな愛に満ちたサーカス団はじめてみたよ!!


さすが月の庭最後の夜を飾るショーだ。


月の庭カオリさんの挨拶も、さすがだったなー。


からっとしていて、かっこよかった。


最後の最後まで、やっぱり「これでおしまい」なんて思わなかったな。


人の縁というのは形が変わっても、続いてゆくものだからか。


おいしいご飯をたらふく食べて、おいしいお酒をたらふく呑んで、


愛しい再会と、嬉しい出会いに満ちた一夜でした。


これからも、ずっとずっと大好きで大切な場所。


さよなら月の庭


ありがと、またね!