1年前の今日が、カハラの家の最後の晩でした。
翌日、私たちはマノアのフォスターホームに入りました。
家族3人の思い出の沢山詰まった家を出ると決めた時、
私は自分で決心したのですが、、
頭がおかしくなるかと、初めて思いました。
なんだか、家族が引き裂かれるような、
初めての感覚でした。
だけど、
フォスターホームの皆さんのお陰もあり、
私の頭は頑丈だったのか、
どうにか切り抜けることができました。
そして今は、また新しい生活を始めています。
クリの二人の生活にも、色々なことが起こります。
今クリの寝顔を見ていて、
この娘と前に進んでいくんだなと、実感しています。
窓の外には、沢山の灯りが見え、
その一つ一つにその人の生活があるんだなあ。
私はずっとクリを守りたいと歩んで来たけれど、
クリも大人になり、
ただ守るだけでなく、
二人で歩んでいくんだなあ、、、なんて考えたら、
きっと千秋さんが、
「俺も、俺も!!!」と飛び跳ねていますね。
あ!! まさに今、
机の上にある千秋さんの腕時計が、「ピピ!!」となりました。
後10時まで7分もあるじゃないか。
きっと合図してくれたんだね。
そう思うことにするよ。
明日もクリを守ってね。
明日もいい日になりますように。